とどきますように

世界を、未来を、守りたいから 前だけを見つめて歩くよ
僕らは剣を手に立ち上がる どうかこの願いよ とどきますように

降りしきる雨の中 二人誓い合ったね
曇り空の世界に 光が差し込むまで 涙はもう見せないと
翳る日差しに 路(みち)が揺らいでも 君の笑顔を 見失わない!

世界を、未来を、守りたいから 前だけを見つめて歩くよ
僕らは剣を手に立ち上がる どうかこの願いよ とどきますように

廻(まわ)る運命の刻(とき) 君を貫く悪意
悲痛なその眼差しと 僕を貫く叫び 涙が溢れてゆくよ
篝(かがり)失くした 道の真ん中で 何を導(しるべ)に 進めばいいの?

世界を、未来を、守り抜いでも その先には君がいないのに
痛みが心を蝕んだまま こんな願いなんて とどけられないよ

君が眠れる この丘で誓う だから何時までも 見守っていて…

もう誰の、涙も、こぼれないように 前だけを見つめて歩くよ
僕らは剣を手に立ち上がる どうか君の元へ とどきますように
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