黄昏が逢いにくる

揺れる波の色に
許されて泣いてた

浜辺を弾(はじ)く海は
見捨てられた涙

ひとりではないほど
さみしいときもある

こぼれた砂は二度と
てのひらに戻らない

黄昏が逢いにくる
あなたを連れて
愛がどんなに優しくて
愛がどんなに強いのか
心は叫ぶ

凪に声を埋めて
唇を重ねた

まだ霞んでる月が
ふたりの影 奪う

これから行く場所が
どれだけ遠くても

あなたの胸のほかに
いたいところなどない

黄昏が逢いにくる
あなたを連れて
愛はこんなに激しくて
愛はこんなにあたたかい
心は叫ぶ

黄昏が逢いにくる
あなたを連れて
愛がどんなに安らかで
愛がどんなに深いのか
心は叫ぶ
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