LIVE REPORT

SPYAIR ライブレポート

SPYAIR

『SPYAIR ARENA TOUR 2015「DYANAMITE~シングル全部ヤリマス~」』

2015年12月22日@さいたまスーパーアリーナ

撮影:田中聖太郎、中島未来/取材:日本工学院専門学校コンサート・イベント科 制作コース 竹内七海

2015.12.30

【STUDENT REPORT from 日本工学院専門学校コンサート・イベント科】

“もう1回、上を目指したいと思います!”。そう高らかに宣言したのはIKE(Vo)。結成10周年&デビュー5周年を記念して開催されたこの公演は、今まで以上にファンのためであり、自分たちの決意表明とも言えるライヴだった。オープニングの派手な演出とは対象的な真っ白な衣装で登場した4人。サブタイトルに“シングル全部ヤリマス”と掲げているだけに、1曲目の「LIAR」から立て続けにシングル曲を連投し、全速力で駆け抜けていく。そんな中、アコースティックコーナーではKENTA(Dr)を筆頭に会場中央のステージへ。そこでの話はこれからの彼らについて。リーダーのMOMIKEN(Ba)は、“友達とかに目の黒いバンドって言われてるでしょ? ごめん(笑)”と自身の特徴で笑わせ、しかし“これからロック界駆け上がっていくからよろしく!”と決意を表した。そんな話の節々からも、今回のステージに対するメンバーの熱い想いがひしひしと伝わってきた。その後「My Friend」をじっくりと聴かせステージを後する。

後半戦はショートムービーでスタート。巨大スクリーンに映し出されたコメディタッチの内容で、ひとしきり観客を楽しませると、今度は黒い衣装に身を包んだ4人が会場内の4カ所からそれぞれ登場し、全力で「JUST ONE LIFE」を演奏。ここからまた熱いライヴを繰り広げていく。シークレットゲストにJASMINEを迎えると、最新アルバム『4』より「NO-ID feat.JASMINE」を、ふたりのぶつかり合うような圧巻の声でがっつりと歌い上げ、「サムライハート(Some Like It Hot!!)」では恒例のタオル回しで全てを巻き込み会場が一体となって、この日一番の盛り上がりを見せる。そして、終演間際のMCでIKEは“信じ切れず、進むこともできなくて心が折れたこともあった”と今日までの日を振り返った。“まだメンバーにしか言っていないことがある”と気を持たせ、“誰にも言ってないわけじゃないからいいよね?(笑)”とTwitterでの騒動をネタにしつつ告げたのは、“また4年後、『DYANAMITE』を開催したいと思います。東京ドームで!”。その言葉に、客席からは凄まじい歓喜の声援が響き渡った。

シングル曲全てと、シングル以外のファンリクエスト上位3曲もセットリストにプラスして挑んだ今回のライヴ。Twitter騒動から1年以上経った今だからこそ、4年に1度のこの公演はやる価値のあるものだったのであろう。メンバーの発言もこれからを見据えたものが多く、本当に支えてくれるファンのことを真剣に考えていることがうかがえた。彼らもファンも気持ちを新たに、これからに希望を持てるものとなったのではないだろうか。
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