なみだ恋夜の新宿 裏通り 肩を寄せあう 通り雨 誰を恨んで 濡れるのか 逢えばせつない 別れがつらい しのび逢う恋 なみだ恋 夜の新宿 こぼれ花 一緒に暮らす しあわせを 一度は夢に みたけれど 冷たい風が 二人を責める しのび逢う恋 なみだ恋 夜の新宿 裏通り 夜咲く花が 雨に散る 悲しい運命(さだめ)を 占う二人 何故か今夜は 帰したくない しのび逢う恋 なみだ恋 | 青江三奈 | 悠木圭子 | 鈴木淳 | | 夜の新宿 裏通り 肩を寄せあう 通り雨 誰を恨んで 濡れるのか 逢えばせつない 別れがつらい しのび逢う恋 なみだ恋 夜の新宿 こぼれ花 一緒に暮らす しあわせを 一度は夢に みたけれど 冷たい風が 二人を責める しのび逢う恋 なみだ恋 夜の新宿 裏通り 夜咲く花が 雨に散る 悲しい運命(さだめ)を 占う二人 何故か今夜は 帰したくない しのび逢う恋 なみだ恋 |
再会逢えなくなって 初めて知った 海より深い恋心 こんなにあなたを 愛してるなんて あゝ 鴎にも わかりはしない みんなは悪い 人だと云うが わたしにゃいつも 良い人だった 小っちゃな青空 監獄の壁を あゝ 見つめつつ 泣いてるあなた 仲よく二人 およいだ海へ 一人で今日は来たわたし 再び逢える日 指おり数える あゝ 指さきに 夕日がしずむ | 青江三奈 | 佐伯孝夫 | 吉田正 | | 逢えなくなって 初めて知った 海より深い恋心 こんなにあなたを 愛してるなんて あゝ 鴎にも わかりはしない みんなは悪い 人だと云うが わたしにゃいつも 良い人だった 小っちゃな青空 監獄の壁を あゝ 見つめつつ 泣いてるあなた 仲よく二人 およいだ海へ 一人で今日は来たわたし 再び逢える日 指おり数える あゝ 指さきに 夕日がしずむ |
グッド・ナイトGOOD NIGHT GOOD NIGHT SWEET HEART GOOD NIGHT なんでもない様に 街角で 別れたけれど あの夜から 忘れられなく なっちゃった 名残り惜しさに ああ 星を見つめりゃ 泣けてくる GOOD NIGHT GOOD NIGHT SWEET HEART GOOD NIGHT わたしがひとりで ただ熱く 燃えてることなど 知らないで 霧が降る降る 夜が更ける 肩に散らした ああ 髪も吐息に ふるえてる GOOD NIGHT GOOD NIGHT SWEET HEART GOOD NIGHT 涙ぐんでる 泣いてるに 恋にゃつれない ああ 青い街灯の 曲り角 GOOD NIGHT GOOD NIGHT SWEET HEART GOOD NIGHT | 青江三奈 | 佐伯孝夫 | 吉田正 | | GOOD NIGHT GOOD NIGHT SWEET HEART GOOD NIGHT なんでもない様に 街角で 別れたけれど あの夜から 忘れられなく なっちゃった 名残り惜しさに ああ 星を見つめりゃ 泣けてくる GOOD NIGHT GOOD NIGHT SWEET HEART GOOD NIGHT わたしがひとりで ただ熱く 燃えてることなど 知らないで 霧が降る降る 夜が更ける 肩に散らした ああ 髪も吐息に ふるえてる GOOD NIGHT GOOD NIGHT SWEET HEART GOOD NIGHT 涙ぐんでる 泣いてるに 恋にゃつれない ああ 青い街灯の 曲り角 GOOD NIGHT GOOD NIGHT SWEET HEART GOOD NIGHT |
君恋し宵闇せまれば悩みははてなし みだるるこころに うつるは誰がかげ 君恋しくちびるあせねど なみだはあふれて今宵も更けゆく 唄声すぎゆき足音ひびけど いずこにたずねん こころのおもかげ 君恋しおもいはみだれて 苦しき幾夜を誰がため忍ばん 君恋しくくちびるあせねど なみだはあふれて今宵も更けゆく 今宵も更けゆく | 青江三奈 | 時雨音羽 | 佐々紅華 | | 宵闇せまれば悩みははてなし みだるるこころに うつるは誰がかげ 君恋しくちびるあせねど なみだはあふれて今宵も更けゆく 唄声すぎゆき足音ひびけど いずこにたずねん こころのおもかげ 君恋しおもいはみだれて 苦しき幾夜を誰がため忍ばん 君恋しくくちびるあせねど なみだはあふれて今宵も更けゆく 今宵も更けゆく |
夜霧に消えたチャコ俺のこころを 知りながら なんでだまって 消えたんだ チャコ チャコ 酒場に咲いた 花だけど あの娘は可憐な 可憐な娘だったよ 青いネオンが 泣いている 紅いネオンも 涙ぐむ チャコ チャコ 帰っておくれよ もう一度 俺のせつない せつないこの胸に | 青江三奈 | 宮川哲夫 | 渡久地政信 | | 俺のこころを 知りながら なんでだまって 消えたんだ チャコ チャコ 酒場に咲いた 花だけど あの娘は可憐な 可憐な娘だったよ 青いネオンが 泣いている 紅いネオンも 涙ぐむ チャコ チャコ 帰っておくれよ もう一度 俺のせつない せつないこの胸に |
夜来香あわれ春風に 嘆くうぐいすよ 月に切なくも 匂う夜来香 この香りよ 長き夜(よ)の泪 唄ううぐいすよ 恋の夢消えて 残る夜来香 この夜来香 夜来香 白い花 夜来香 恋の花 あゝ 胸痛く 唄かなし あわれ春風に 嘆くうぐいすよ つきぬ思い出の 花は夜来香 恋の夜来香 あわれ春風に 嘆くうぐいすよ つきぬ思い出の 花は夜来香 恋の夜来香 夜来香 夜来香 夜来香 | 青江三奈 | 佐伯孝夫 | 黎綿光 | | あわれ春風に 嘆くうぐいすよ 月に切なくも 匂う夜来香 この香りよ 長き夜(よ)の泪 唄ううぐいすよ 恋の夢消えて 残る夜来香 この夜来香 夜来香 白い花 夜来香 恋の花 あゝ 胸痛く 唄かなし あわれ春風に 嘆くうぐいすよ つきぬ思い出の 花は夜来香 恋の夜来香 あわれ春風に 嘆くうぐいすよ つきぬ思い出の 花は夜来香 恋の夜来香 夜来香 夜来香 夜来香 |
うそ折れた煙草の 吸いがらで あなたの嘘が わかるのよ 誰かいい女(ひと) 出来たのね 出来たのね あー 半年あまりの 恋なのに あー エプロン姿が よく似合う 爪もそめずに いてくれと 女があとから 泣けるよな 哀(かな)しい嘘の つける人 あなた残した わるいくせ 夜中に電話 かけるくせ 鍵をかけずに ねむるくせ ねむるくせ あー 一緒になる気も ないくせに あー 花嫁衣装は どうするの 僕は着物が 好きだよと あついくちづけ くれながら 冷たい嘘の つける人 あー あんまり飲んでは いけないよ あー 帰りの車も 気をつけて ひとりの身体じゃ ないなんて 女がほろりと くるような 優しい嘘の うまい人 | 青江三奈 | 山口洋子 | 平尾昌晃 | | 折れた煙草の 吸いがらで あなたの嘘が わかるのよ 誰かいい女(ひと) 出来たのね 出来たのね あー 半年あまりの 恋なのに あー エプロン姿が よく似合う 爪もそめずに いてくれと 女があとから 泣けるよな 哀(かな)しい嘘の つける人 あなた残した わるいくせ 夜中に電話 かけるくせ 鍵をかけずに ねむるくせ ねむるくせ あー 一緒になる気も ないくせに あー 花嫁衣装は どうするの 僕は着物が 好きだよと あついくちづけ くれながら 冷たい嘘の つける人 あー あんまり飲んでは いけないよ あー 帰りの車も 気をつけて ひとりの身体じゃ ないなんて 女がほろりと くるような 優しい嘘の うまい人 |
影を慕いてまぼろしの 影を慕いて雨の日に 月にやるせぬ 我が想い つつめば燃えゆる 胸の火に 身は焦(こが)れつつ しのび泣く 君故(きみゆえ)に 永き人世(ひとよ)を霜枯れて 永遠(とわ)に春見ぬ 我がさだめ 永ろうべきか 空蝉(うつせみ)の 儚(はかな)き影よ 我が恋よ | 青江三奈 | 古賀政男 | 古賀政男 | | まぼろしの 影を慕いて雨の日に 月にやるせぬ 我が想い つつめば燃えゆる 胸の火に 身は焦(こが)れつつ しのび泣く 君故(きみゆえ)に 永き人世(ひとよ)を霜枯れて 永遠(とわ)に春見ぬ 我がさだめ 永ろうべきか 空蝉(うつせみ)の 儚(はかな)き影よ 我が恋よ |
戦友ここは御国を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 友は野末の石の下 ああ戦いの最中に 隣りに居った此の友の 俄かにはたと倒れしを 我はおもわず駆け寄って 軍律きびしき中なれど これを見捨てて置かりょうか 「しっかりせよ」と抱き起し 仮繃帯も弾丸の中 空しく冷えて魂は くにへ帰ったポケットに 時計ばかりがコチコチと 動いているのも情なや 思いもよらず我一人 不思議に命ながらえて 赤い夕日の満州に 友の塚穴掘ろうとは | 青江三奈 | 真下飛泉 | 三善和気 | | ここは御国を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 友は野末の石の下 ああ戦いの最中に 隣りに居った此の友の 俄かにはたと倒れしを 我はおもわず駆け寄って 軍律きびしき中なれど これを見捨てて置かりょうか 「しっかりせよ」と抱き起し 仮繃帯も弾丸の中 空しく冷えて魂は くにへ帰ったポケットに 時計ばかりがコチコチと 動いているのも情なや 思いもよらず我一人 不思議に命ながらえて 赤い夕日の満州に 友の塚穴掘ろうとは |
島の娘ハアー 島で育てば 娘十六 恋ごころ 人目忍んで 主と一夜の 仇なさけ ハアー 沖は荒海 吹いた東風(やませ)が別れ風 主は船乗り 今じゃ帰らぬ 波の底 ハアー 島の灯りも 消えて荒磯の あの千鳥 泣いてくれるな 私ゃかなしい 捨小舟 ハアー 主は寒かろ 夜ごと夜ごとの 波まくら 雪はちらちら 鳴いて夜明かす 磯千鳥 | 青江三奈 | 長田幹彦 | 佐々木俊一 | | ハアー 島で育てば 娘十六 恋ごころ 人目忍んで 主と一夜の 仇なさけ ハアー 沖は荒海 吹いた東風(やませ)が別れ風 主は船乗り 今じゃ帰らぬ 波の底 ハアー 島の灯りも 消えて荒磯の あの千鳥 泣いてくれるな 私ゃかなしい 捨小舟 ハアー 主は寒かろ 夜ごと夜ごとの 波まくら 雪はちらちら 鳴いて夜明かす 磯千鳥 |
人生劇場やると思えば どこまでやるさ それが男の 魂(たましい)じゃないか 義理がすたれば この世は闇(やみ)だ なまじとめるな 夜の雨 あんな女に 未練はないが なぜか涙が 流れてならぬ 男ごころは 男でなけりゃ 解るものかと あきらめた 時世時節(ときよじせつ)は 変ろとままよ 吉良(きら)の仁吉(にきち)は 男じゃないか おれも生きたや 仁吉のように 義理と人情の この世界 | 青江三奈 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | | やると思えば どこまでやるさ それが男の 魂(たましい)じゃないか 義理がすたれば この世は闇(やみ)だ なまじとめるな 夜の雨 あんな女に 未練はないが なぜか涙が 流れてならぬ 男ごころは 男でなけりゃ 解るものかと あきらめた 時世時節(ときよじせつ)は 変ろとままよ 吉良(きら)の仁吉(にきち)は 男じゃないか おれも生きたや 仁吉のように 義理と人情の この世界 |
人生の並木路泣くな妹よ 妹よ泣くな 泣けば おさない二人(ふたり)して 故郷をすてた かいがない 遠いさびしい 日暮(ひぐれ)の路で 泣いてしかった 兄さんの 涙の声を わすれたか 雪も降れ降れ 夜路(よみち)のはても やがてかがやく あけぼのに わが世の春は きっと来る 生きてゆこうよ 希望に燃えて 愛の口笛 高らかに この人生の並木路 | 青江三奈 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | | 泣くな妹よ 妹よ泣くな 泣けば おさない二人(ふたり)して 故郷をすてた かいがない 遠いさびしい 日暮(ひぐれ)の路で 泣いてしかった 兄さんの 涙の声を わすれたか 雪も降れ降れ 夜路(よみち)のはても やがてかがやく あけぼのに わが世の春は きっと来る 生きてゆこうよ 希望に燃えて 愛の口笛 高らかに この人生の並木路 |
ふられぐせくれと言うなら 命もあげる 思いこんでた ひとなのに 恋と命は 引き替えじゃない なんで笑って 別れができる 女の飲む酒は 女の飲む酒は 泪と愚痴(ぐち)の味 悪い男と 承知のうえで 惚れた私も 馬鹿だけど 裏にあなたの 名前をほって してた指輪が ゆがんでぬけぬ 女の口紅は 女の口紅は 真っ赤な傷の色 消えてくれれば あきらめられる 死んでくれれば 断ち切れる 口じゃ強がる 本音じゃ辛い 憎い憎いは 未練なしるし 女の見る夢は 女の見る夢は こわれたシャボン玉 | 青江三奈 | 千家和也 | 千葉毅 | | くれと言うなら 命もあげる 思いこんでた ひとなのに 恋と命は 引き替えじゃない なんで笑って 別れができる 女の飲む酒は 女の飲む酒は 泪と愚痴(ぐち)の味 悪い男と 承知のうえで 惚れた私も 馬鹿だけど 裏にあなたの 名前をほって してた指輪が ゆがんでぬけぬ 女の口紅は 女の口紅は 真っ赤な傷の色 消えてくれれば あきらめられる 死んでくれれば 断ち切れる 口じゃ強がる 本音じゃ辛い 憎い憎いは 未練なしるし 女の見る夢は 女の見る夢は こわれたシャボン玉 |
五番街のマリーへ五番街へ行ったならば マリーの家へ行き どんな暮らししているのか 見て来てほしい 五番街は古い町で 昔からの人が きっと住んでいると思う たずねてほしい マリーという娘と 遠い昔にくらし 悲しい思いをさせた それだけが気がかり 五番街でうわさをきいて もしも嫁に行って 今がとてもしあわせなら 寄らずにほしい 五番街へ行ったならば マリーの家へ行き どんな暮らししているのか 見て来てほしい 五番街で住んだ頃は 長い髪をしてた 可愛いマリー 今はどうかしらせてほしい マリーという娘と 遠い昔にくらし 悲しい思いをさせた それだけが気がかり 五番街は近いけれど とても遠いところ 悪いけれどそんな思い 察してほしい | 青江三奈 | 阿久悠 | 都倉俊一 | | 五番街へ行ったならば マリーの家へ行き どんな暮らししているのか 見て来てほしい 五番街は古い町で 昔からの人が きっと住んでいると思う たずねてほしい マリーという娘と 遠い昔にくらし 悲しい思いをさせた それだけが気がかり 五番街でうわさをきいて もしも嫁に行って 今がとてもしあわせなら 寄らずにほしい 五番街へ行ったならば マリーの家へ行き どんな暮らししているのか 見て来てほしい 五番街で住んだ頃は 長い髪をしてた 可愛いマリー 今はどうかしらせてほしい マリーという娘と 遠い昔にくらし 悲しい思いをさせた それだけが気がかり 五番街は近いけれど とても遠いところ 悪いけれどそんな思い 察してほしい |
夜がわたしを誘惑するように夜がわたしを誘惑するように 愛されたい なにも言わず あなたの胸で 星が見ている恋する天使の目付きして ささやきの夜 やさしく抱いて 花の匂いが包んでくれるように わたしにして 腕をまわし くちびる寄せて 夢にまで見て さがして求めて逢えた人 ささやきの夜 やさしく抱いて 夜がわたしを誘惑するように 見えなくして あなただけか この世の中で あなたひとりの女でありたいいつまでも ささやきの夜 やさしく抱いて | 青江三奈 | 佐伯孝夫 | 鈴木庸一 | | 夜がわたしを誘惑するように 愛されたい なにも言わず あなたの胸で 星が見ている恋する天使の目付きして ささやきの夜 やさしく抱いて 花の匂いが包んでくれるように わたしにして 腕をまわし くちびる寄せて 夢にまで見て さがして求めて逢えた人 ささやきの夜 やさしく抱いて 夜がわたしを誘惑するように 見えなくして あなただけか この世の中で あなたひとりの女でありたいいつまでも ささやきの夜 やさしく抱いて |
船頭小唄俺は河原の 枯れすすき 同じお前も 枯れすすき どうせ二人は この世では 花の咲かない 枯れすすき 死ぬも生きるも ねえおまえ 水の流れに なに変る 俺もお前も 利根川の 船の船頭で 暮らそうよ 枯れた真菰に 照らしてる 潮来出島の お月さん わたしゃこれから 利根川の 船の船頭で 暮らすのよ なぜに冷たい 吹く風が 枯れたすすきの 二人ゆえ 熱い涙の 出た時は 汲んでお呉れよ お月さん | 青江三奈 | 野口雨情 | 中山晋平 | | 俺は河原の 枯れすすき 同じお前も 枯れすすき どうせ二人は この世では 花の咲かない 枯れすすき 死ぬも生きるも ねえおまえ 水の流れに なに変る 俺もお前も 利根川の 船の船頭で 暮らそうよ 枯れた真菰に 照らしてる 潮来出島の お月さん わたしゃこれから 利根川の 船の船頭で 暮らすのよ なぜに冷たい 吹く風が 枯れたすすきの 二人ゆえ 熱い涙の 出た時は 汲んでお呉れよ お月さん |
男の純情男いのちの 純情は 燃えてかがやく 金の星 夜の都(みやこ)の 大空に 曇る涙を 誰が知ろ 影はやくざに やつれても きいてくれるな この胸を 所詮(しょせん) 男のゆく道は なんで女が 知るものか 暗い夜空が 明けたなら 若いみどりの 朝風に 金もいらなきゃ 名もいらぬ 愛の古巣(ふるす)へ 帰ろうよ | 青江三奈 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | | 男いのちの 純情は 燃えてかがやく 金の星 夜の都(みやこ)の 大空に 曇る涙を 誰が知ろ 影はやくざに やつれても きいてくれるな この胸を 所詮(しょせん) 男のゆく道は なんで女が 知るものか 暗い夜空が 明けたなら 若いみどりの 朝風に 金もいらなきゃ 名もいらぬ 愛の古巣(ふるす)へ 帰ろうよ |
桑港のチャイナ街桑港(サンフランシスコ)のチャイナタウン 夜霧に濡れて 夢紅(あか)く 誰(だれ)を待つ 柳の小窓 泣いている泣いている おぼろな瞳 花やさし 霧の街 チャイナタウンの恋の夜 桑港のチャイナタウン ランタン燃えて 泪顔 ほつれ髪 翡翠(ひすい)の籠よ 忘らりょか忘らりょか 蘭麝(らんじゃ)のかおり 君やさし 夢の街 チャイナタウンの恋の夜 桑港のチャイナタウン 黄金門(きんもん)湾の 君と見る白い船 旅路は遠い 懐しや懐しや 故郷の夢よ 月やさし 丘の街 チャイナタウンの恋の夜 | 青江三奈 | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | | 桑港(サンフランシスコ)のチャイナタウン 夜霧に濡れて 夢紅(あか)く 誰(だれ)を待つ 柳の小窓 泣いている泣いている おぼろな瞳 花やさし 霧の街 チャイナタウンの恋の夜 桑港のチャイナタウン ランタン燃えて 泪顔 ほつれ髪 翡翠(ひすい)の籠よ 忘らりょか忘らりょか 蘭麝(らんじゃ)のかおり 君やさし 夢の街 チャイナタウンの恋の夜 桑港のチャイナタウン 黄金門(きんもん)湾の 君と見る白い船 旅路は遠い 懐しや懐しや 故郷の夢よ 月やさし 丘の街 チャイナタウンの恋の夜 |
なみだの操あなたのために 守り通した女の操(みさお) 今さら人に 捧げられないわ あなたの決して お邪魔はしないから おそばに置いて ほしいのよ お別れするより 死にたいわ 女だから あなたの匂い 肌に沁みつく女の操 棄(す)てられたあと 暮らしてゆけない 私に悪いところが あるのなら 教えてきっと 直すから 恨みはしません この恋を 女だから あなたにだけは 分かるはずなの女の操 汚(よご)れを知らぬ 乙女になれたら 誰にも心変りは あるけれど あなたを 疑いたくない 泣かずに待ちます いつまでも 女だから | 青江三奈 | 千家和也 | 彩木雅夫 | | あなたのために 守り通した女の操(みさお) 今さら人に 捧げられないわ あなたの決して お邪魔はしないから おそばに置いて ほしいのよ お別れするより 死にたいわ 女だから あなたの匂い 肌に沁みつく女の操 棄(す)てられたあと 暮らしてゆけない 私に悪いところが あるのなら 教えてきっと 直すから 恨みはしません この恋を 女だから あなたにだけは 分かるはずなの女の操 汚(よご)れを知らぬ 乙女になれたら 誰にも心変りは あるけれど あなたを 疑いたくない 泣かずに待ちます いつまでも 女だから |
水色のスーツケース何処かで誰かが 呼ぶような そんな気がして 旅へ出た 水色のスーツケースの中には 消えた悲しい 恋の花束 ああ大空に 雲は白く流れて はてしなく 汽車は走るよ 何んだか誰かに 逢えそうな そんな気がして旅へ出た 水色のスーツケースの中には ひめた想いの 歌の数々(かずかず) ああ高原に 風は青く香りて 夢のごと 汽車は走るよ 南の国には しあわせが あると誰かが 云っていた 水色のスーツケースの中には 数えきれない 夢の花束 ああ海原(うなばら)に 淡く鴎群れ飛び はるばると 汽車は走るよ | 青江三奈 | 井田誠一 | 利根一郎 | | 何処かで誰かが 呼ぶような そんな気がして 旅へ出た 水色のスーツケースの中には 消えた悲しい 恋の花束 ああ大空に 雲は白く流れて はてしなく 汽車は走るよ 何んだか誰かに 逢えそうな そんな気がして旅へ出た 水色のスーツケースの中には ひめた想いの 歌の数々(かずかず) ああ高原に 風は青く香りて 夢のごと 汽車は走るよ 南の国には しあわせが あると誰かが 云っていた 水色のスーツケースの中には 数えきれない 夢の花束 ああ海原(うなばら)に 淡く鴎群れ飛び はるばると 汽車は走るよ |
別れの朝別れの朝 ふたりは さめた紅茶 のみほし さようならの くちづけ わらいながら 交わした 別れの朝 ふたりは 白いドアを 開いて 駅につづく 小径を 何も言わず 歩いた 言わないで なぐさめは 涙をさそうから 触れないで この指に 心が乱れるから やがて汽車は 出てゆき 一人残る 私は ちぎれるほど 手をふる あなたの目を 見ていた 言わないで なぐさめは 涙をさそうから 触れないで この指に 心が乱れるから やがて汽車は 出てゆき 一人残る 私は ちぎれるほど 手をふる あなたの目を 見ていた | 青江三奈 | なかにし礼 | ウドユルゲンス | | 別れの朝 ふたりは さめた紅茶 のみほし さようならの くちづけ わらいながら 交わした 別れの朝 ふたりは 白いドアを 開いて 駅につづく 小径を 何も言わず 歩いた 言わないで なぐさめは 涙をさそうから 触れないで この指に 心が乱れるから やがて汽車は 出てゆき 一人残る 私は ちぎれるほど 手をふる あなたの目を 見ていた 言わないで なぐさめは 涙をさそうから 触れないで この指に 心が乱れるから やがて汽車は 出てゆき 一人残る 私は ちぎれるほど 手をふる あなたの目を 見ていた |
あなたもしも私が家を建てたなら 小さな家を建てたでしょう 大きな窓と小さなドアーと 部屋には古い暖炉があるのよ 真赤なバラと白いパンジー 小犬の横にはあなたあなた あなたがいて欲しい それが私の夢だったのよ いとしいあなたは今どこに ブルーのじゅうたん敷きつめて 楽しく笑って暮らすのよ 家の外では坊やが遊び 坊やの横にはあなたあなた あなたがいて欲しい それが二人の望みだったのよ いとしいあなたは今どこに そして私はレースを編むのよ わたしの横には わたしの横には あなたあなた あなたが居てほしい | 青江三奈 | 小坂明子 | 小坂明子 | | もしも私が家を建てたなら 小さな家を建てたでしょう 大きな窓と小さなドアーと 部屋には古い暖炉があるのよ 真赤なバラと白いパンジー 小犬の横にはあなたあなた あなたがいて欲しい それが私の夢だったのよ いとしいあなたは今どこに ブルーのじゅうたん敷きつめて 楽しく笑って暮らすのよ 家の外では坊やが遊び 坊やの横にはあなたあなた あなたがいて欲しい それが二人の望みだったのよ いとしいあなたは今どこに そして私はレースを編むのよ わたしの横には わたしの横には あなたあなた あなたが居てほしい |
夫婦鏡たとえ死んでもいいわ あなたのためなら しあわせな女だと 世間は言うでしょう あなたの重荷に なりたくないのよ 夫婦鏡に映しだす 別れの薄化粧 泪(なみだ)をためていた 女がいたことを覚えていてほしい 何もくやんでないわ あなたのためなら 言いつけを守るのは 私の務(つと)めよ あなたの名前を 汚(けが)したくないのよ 夫婦鏡の裏側に 二人の名を書いて ひそかにみつめてた 女がいたことを覚えていてほしい いいえ困らせないわ あなたのためなら 生まれつきお互いに 立場が違うわ あなたに迷惑 かけたくないのよ 夫婦鏡の片方を 形見に抱きしめて 悲しく身を引いた 女がいたことを覚えていてほしい | 青江三奈 | 千家和也 | 彩木雅夫 | | たとえ死んでもいいわ あなたのためなら しあわせな女だと 世間は言うでしょう あなたの重荷に なりたくないのよ 夫婦鏡に映しだす 別れの薄化粧 泪(なみだ)をためていた 女がいたことを覚えていてほしい 何もくやんでないわ あなたのためなら 言いつけを守るのは 私の務(つと)めよ あなたの名前を 汚(けが)したくないのよ 夫婦鏡の裏側に 二人の名を書いて ひそかにみつめてた 女がいたことを覚えていてほしい いいえ困らせないわ あなたのためなら 生まれつきお互いに 立場が違うわ あなたに迷惑 かけたくないのよ 夫婦鏡の片方を 形見に抱きしめて 悲しく身を引いた 女がいたことを覚えていてほしい |
北の盛り場ああ 逢いたい 逢いたい あのひと… 粉雪舞い散る盛り場は なぜか はかなげな 女がいる 無口でさびしい ひとがいる 恋などしないと 唇かみしめ うつくむ横顔に 心を魅(ひ)かれて またたずね行く ああ 逢いたい 逢いたい あのひと ああ 北国 盛り場 恋灯り 乗りかえ駅から二つ目の こんな悲しげな盛り場にも いのちを賭(か)けたい ひとがいる 不幸になるから 誘っちゃ駄目よと 身をひく いじらしさ 捨ててはおけない 気にさせるのさ ああ 逢いたい 逢いたい あのひと ああ 北国 盛り場 恋灯り | 青江三奈 | 阿久悠 | 井上忠夫 | | ああ 逢いたい 逢いたい あのひと… 粉雪舞い散る盛り場は なぜか はかなげな 女がいる 無口でさびしい ひとがいる 恋などしないと 唇かみしめ うつくむ横顔に 心を魅(ひ)かれて またたずね行く ああ 逢いたい 逢いたい あのひと ああ 北国 盛り場 恋灯り 乗りかえ駅から二つ目の こんな悲しげな盛り場にも いのちを賭(か)けたい ひとがいる 不幸になるから 誘っちゃ駄目よと 身をひく いじらしさ 捨ててはおけない 気にさせるのさ ああ 逢いたい 逢いたい あのひと ああ 北国 盛り場 恋灯り |
南国土佐を後にして南国土佐を後にして 都に来てから幾歳ぞ 思い出します故郷の友が 門出に歌った よさこい節を 土佐の高知のハリマヤ橋で 坊さんかんざし買うを見た 月の浜辺で焚火を囲み しばしの娯楽の一時を 私も自慢の声張り上げて 歌うよ土佐の よさこい節を みませ見せましょ 浦戸をあけて 月の名所は桂浜 | 青江三奈 | 武政英策 | 武政英策 | | 南国土佐を後にして 都に来てから幾歳ぞ 思い出します故郷の友が 門出に歌った よさこい節を 土佐の高知のハリマヤ橋で 坊さんかんざし買うを見た 月の浜辺で焚火を囲み しばしの娯楽の一時を 私も自慢の声張り上げて 歌うよ土佐の よさこい節を みませ見せましょ 浦戸をあけて 月の名所は桂浜 |
ジョニイへの伝言ジョニイが来たなら伝えてよ 二時間待ってたと 割と元気よく 出て行ったよと お酒のついでに話してよ 友だちならそこのところ うまく伝えて ジョニイが来たなら伝えてよ わたしは大丈夫 もとの踊り子で また稼げるわ 根っから陽気に 出来てるの 友だちならそこのところ うまく伝えて 今度のバスで行く 西でも東でも 気がつけば さみしげな町ね この町は 友だちならそこのところ うまく伝えて 今度のバスで行く 西でも東でも 気がつけば さみしげな町ね この町は ジョニイが来たなら伝えてよ 二時間待ってたと サイは投げられた もう出かけるわ わたしは わたしの道を行く 友だちならそこのところ うまく伝えて うまく伝えて | 青江三奈 | 阿久悠 | 都倉俊一 | | ジョニイが来たなら伝えてよ 二時間待ってたと 割と元気よく 出て行ったよと お酒のついでに話してよ 友だちならそこのところ うまく伝えて ジョニイが来たなら伝えてよ わたしは大丈夫 もとの踊り子で また稼げるわ 根っから陽気に 出来てるの 友だちならそこのところ うまく伝えて 今度のバスで行く 西でも東でも 気がつけば さみしげな町ね この町は 友だちならそこのところ うまく伝えて 今度のバスで行く 西でも東でも 気がつけば さみしげな町ね この町は ジョニイが来たなら伝えてよ 二時間待ってたと サイは投げられた もう出かけるわ わたしは わたしの道を行く 友だちならそこのところ うまく伝えて うまく伝えて |
夜空あの娘(こ) どこにいるのやら 星空のつづく あの町あたりか 細い風の口笛が 恋の傷あとにしみる ああ あきらめた恋だから なおさら 逢いたい逢いたい もう一度 夜は いつもひとりぼっち あの娘 帰っておいでと 流れ星にのせ そっと呼んでみた だれも答えはしないよ 白い花が散るばかり あああ とどかない夢だから なおさら 淋(さび)しい淋しい この胸よ 夜空 遠く果てしない | 青江三奈 | 山口洋子 | 平尾昌晃 | | あの娘(こ) どこにいるのやら 星空のつづく あの町あたりか 細い風の口笛が 恋の傷あとにしみる ああ あきらめた恋だから なおさら 逢いたい逢いたい もう一度 夜は いつもひとりぼっち あの娘 帰っておいでと 流れ星にのせ そっと呼んでみた だれも答えはしないよ 白い花が散るばかり あああ とどかない夢だから なおさら 淋(さび)しい淋しい この胸よ 夜空 遠く果てしない |
潮来笠潮来の伊太郎 ちょっと見なれば 薄情そうな 渡り鳥 それでいいのさ あの移り気な 風が吹くまま 西東 なのにヨー なぜに目に浮く潮来笠 田笠の紅緒が ちらつくようじゃ 振り分け荷物 重かろに わけはきくなと 笑ってみせる 粋な単衣の 腕まくり なのにヨー 後髪引く潮来笠 旅空夜空で 今さら知った 女の胸の 底の底 ここは関宿 大利根川へ 人にかくして 流す花 だってヨー あの娘に川下潮来笠 | 青江三奈 | 佐伯孝夫 | 吉田正 | | 潮来の伊太郎 ちょっと見なれば 薄情そうな 渡り鳥 それでいいのさ あの移り気な 風が吹くまま 西東 なのにヨー なぜに目に浮く潮来笠 田笠の紅緒が ちらつくようじゃ 振り分け荷物 重かろに わけはきくなと 笑ってみせる 粋な単衣の 腕まくり なのにヨー 後髪引く潮来笠 旅空夜空で 今さら知った 女の胸の 底の底 ここは関宿 大利根川へ 人にかくして 流す花 だってヨー あの娘に川下潮来笠 |
紫のタンゴ春の花を胸に セニョリータ きみと踊りしタンゴ セニョリータ 甘き接吻(くちづけ) ギターの囁き なつかしの想い出に さしぐむ涙 月細く春は 逝(ゆ)くとも 忘らりょか恋の宵 紫の夜 若き生命(いのち)かけて セニョリータ 燃えて踊りしタンゴ セニョリータ こころそぞろな 木陰(こかげ)の秘めごと ほのぼのと薫りしは 花かよきみか 月細く春は 逝くとも 忘らりょか恋の宵 紫の夜 | 青江三奈 | 佐伯孝夫 | 飯田信夫 | | 春の花を胸に セニョリータ きみと踊りしタンゴ セニョリータ 甘き接吻(くちづけ) ギターの囁き なつかしの想い出に さしぐむ涙 月細く春は 逝(ゆ)くとも 忘らりょか恋の宵 紫の夜 若き生命(いのち)かけて セニョリータ 燃えて踊りしタンゴ セニョリータ こころそぞろな 木陰(こかげ)の秘めごと ほのぼのと薫りしは 花かよきみか 月細く春は 逝くとも 忘らりょか恋の宵 紫の夜 |
彼と…たそがれが あの窓におりて来て カーテンをむらさきに そめている 坂道の あたりまで出迎えに 行こうかと手を休め ふと思う 彼と くらしているこの部屋で いつかは泣く日が 来るだろうか カタカタとサンダルを 踏みならし バスが着く時間見て 走り出す 街の灯を 肩寄せて見ていたら この人は何だろうと 感じるの 一年が 過ぎたのにまだ彼は 誰にでも妹だと 話してる 彼と くらしているこの部屋で いつかは泣く日が 来るだろうか ポロポロとわけもなく 泣けて来る しあわせで頼りない 夜ふけごろ | 青江三奈 | 阿久悠 | 三木たかし | | たそがれが あの窓におりて来て カーテンをむらさきに そめている 坂道の あたりまで出迎えに 行こうかと手を休め ふと思う 彼と くらしているこの部屋で いつかは泣く日が 来るだろうか カタカタとサンダルを 踏みならし バスが着く時間見て 走り出す 街の灯を 肩寄せて見ていたら この人は何だろうと 感じるの 一年が 過ぎたのにまだ彼は 誰にでも妹だと 話してる 彼と くらしているこの部屋で いつかは泣く日が 来るだろうか ポロポロとわけもなく 泣けて来る しあわせで頼りない 夜ふけごろ |
酒場人形お伽噺(とぎばなし)を まともに受けて 酒場人形が 夢を見た あなたの書いた 筋書どおり 泣かされたのは ああ ああ 私ひとり 無理にはずした 指環のあとが もえた名残の 恋の傷 雨と一緒に 泣き泣き帰る 捨てられたのは ああ ああ 私ひとり 別れ言葉を 背中にきいて 涙見せずに さようなら どうせ 酒場の恋物語 騙されたのは ああ ああ 私ひとり | 青江三奈 | 山口洋子 | 猪俣公章 | | お伽噺(とぎばなし)を まともに受けて 酒場人形が 夢を見た あなたの書いた 筋書どおり 泣かされたのは ああ ああ 私ひとり 無理にはずした 指環のあとが もえた名残の 恋の傷 雨と一緒に 泣き泣き帰る 捨てられたのは ああ ああ 私ひとり 別れ言葉を 背中にきいて 涙見せずに さようなら どうせ 酒場の恋物語 騙されたのは ああ ああ 私ひとり |
せめてお名前をただ一日の恋でいい ひとときだけの愛でいい あゝそれなのに 知らぬふりして遠ざかる せめてお名前を せめてお名前を 街角に 消えるあなたは どこの女(ひと) ただまぼろしの恋ならば あきらめもする夢だもの あゝそれは無理 一度この目にふれた女 せめてお名前を せめてお名前を 人ごみに ふっとかくれる 細い影 また来ることもない街で もう会うこともない女よ あゝいつの日か きっとあなたもよその女 せめてお名前を せめてお名前を 夕暮れに うかぶあなたに さようなら | 青江三奈 | 伊藤アキラ | 森田公一 | | ただ一日の恋でいい ひとときだけの愛でいい あゝそれなのに 知らぬふりして遠ざかる せめてお名前を せめてお名前を 街角に 消えるあなたは どこの女(ひと) ただまぼろしの恋ならば あきらめもする夢だもの あゝそれは無理 一度この目にふれた女 せめてお名前を せめてお名前を 人ごみに ふっとかくれる 細い影 また来ることもない街で もう会うこともない女よ あゝいつの日か きっとあなたもよその女 せめてお名前を せめてお名前を 夕暮れに うかぶあなたに さようなら |
私のスター涙のなか幕が下りる さよなら恋人 舞台の影で 貴方を見るのも これが最後 昨日までは私の情人(ひと) 気ままにくらした 流行(はやり)の歌を口ずさむように すてられても 今夜の夜汽車で 貴方は旅立つ 私もあの部屋を出て 人目につかずにくらすわ 夜汽車の窓をへだてて見た 貴方はスター 今は何も云いたくない 貴方については こころの片隅の 白いページと 破れた恋 踊りつかれて壁にもたれ ひとり飲むお酒 陽気な男達の誘い声が 淋(さみ)しすぎる 貴方の噂が 写真に出てたわ 幸せつかめそうだと つめたい言葉を読んだわ 夜汽車の窓をへだてて見た 貴方はスター 夜汽車の窓をへだてて見た 私のスター | 青江三奈 | 橋本淳 | 都倉俊一 | | 涙のなか幕が下りる さよなら恋人 舞台の影で 貴方を見るのも これが最後 昨日までは私の情人(ひと) 気ままにくらした 流行(はやり)の歌を口ずさむように すてられても 今夜の夜汽車で 貴方は旅立つ 私もあの部屋を出て 人目につかずにくらすわ 夜汽車の窓をへだてて見た 貴方はスター 今は何も云いたくない 貴方については こころの片隅の 白いページと 破れた恋 踊りつかれて壁にもたれ ひとり飲むお酒 陽気な男達の誘い声が 淋(さみ)しすぎる 貴方の噂が 写真に出てたわ 幸せつかめそうだと つめたい言葉を読んだわ 夜汽車の窓をへだてて見た 貴方はスター 夜汽車の窓をへだてて見た 私のスター |
日本列島・みなと町港 みなと町 ながれて着いた 胸に霧笛が 咽(むせ)ぶ町 あなたの後追い 泣き泣き着きました 夜の釧路は 夜の釧路は 恋港 港 みなと町 いのちを賭けた 佐渡の女が 生きる町 おとこを信じて 明日(あした)に賭けました 夜の新潟 夜の新潟 恋港 港 みなと町 わかれて聞いた 他人ばかりの 噂町 晴海のどこかで だれかに聞きました 夜の東京 夜の東京 恋港 港 みなと町 船の灯ゆれた 熱い慕情(なさけ)に 濡れる町 逢われて抱かれて あなたに揺(ゆ)れました 夜の沖縄 夜の沖縄 恋港 | 青江三奈 | 吉川静夫 | 渡久地政信 | | 港 みなと町 ながれて着いた 胸に霧笛が 咽(むせ)ぶ町 あなたの後追い 泣き泣き着きました 夜の釧路は 夜の釧路は 恋港 港 みなと町 いのちを賭けた 佐渡の女が 生きる町 おとこを信じて 明日(あした)に賭けました 夜の新潟 夜の新潟 恋港 港 みなと町 わかれて聞いた 他人ばかりの 噂町 晴海のどこかで だれかに聞きました 夜の東京 夜の東京 恋港 港 みなと町 船の灯ゆれた 熱い慕情(なさけ)に 濡れる町 逢われて抱かれて あなたに揺(ゆ)れました 夜の沖縄 夜の沖縄 恋港 |