愛のよろこび Plaisir d'amour加藤登紀子 | 加藤登紀子 | Jean-Pierre Claris de Florian・日本語詞:加藤登紀子 | Jean Paul Martini | 島健 | 愛のよろこび そのかがやきが 長い旅路をてらす光 ふたつの 星のきらめきが ひとつに結ばれる奇跡 あつい泉があふれ流れて 求め合う その胸をつつむ そのよろこび そのぬくもりが 長い旅路をみたす川 はてしない海の小さな舟 嵐の夜に星をさがして 見えない空 見えないあしたへと 迷いの中 苦しみの時にも 愛のよろこび そのかがやきが 長い旅路をてらす光 Plaisir d'amour ne dure qu'un moment Chagrin d'amour dure toute la vie Chagrin d'amour dure toute la vie |
野ばらの夢加藤登紀子 | 加藤登紀子 | 藤井フミヤ | 藤井フミヤ | | ゆくあてのない涙 何処へ流れてゆく 消えない面影 どれほど見つめて 砂漠の旅のように 彷徨い疲れて 窓辺の椅子に揺られ ひっそりと咲く野ばら いつかいつか枯れゆく あの日の恋のように 今宵は 白く儚い夢に抱かれましょう おぼろげな月明かり 口ずさむ恋唄 ぽろりぽろりと 想い出 爪弾き 長夜のひとり芝居 頬づえつきながら ふと誰かに 微笑む ひっそりと咲く野ばら いつかいつか枯れゆく あの日の恋のように 今宵は 白く儚い夢を唄いましょう ひっそりと咲く野ばら いつかいつか枯れゆく あの日の恋のように 今宵は 白く儚い夢に抱かれましょう |
ギタリズム加藤登紀子×村上てつや | 加藤登紀子×村上てつや | 加藤登紀子 | 宇佐美秀文 | | こんなに愛してる あなたは気づかないけど 大好き それだけでしあわせなの このまま時間をとめていたい 愛はゆれうごく振り子だよ 二度と同じ瞬間は来ない 今生まれる愛に乾杯 だから ここでこうして踊るだけで ふたり 愛を感じてたい あしたどこかへ消えるのなら さよならは言わないで 誰にも言わないよ 冗談だよと笑われる 大好き それだけでしあわせだよ ほかには何んにもいらないよ 愛は止まらないつむじ風 空の上をとんでゆけるわ どこまでも愛の果てるまで だから ここでこうして踊るだけで ふたり 愛を感じてたい あしたどこかへ消えるのなら さよならは言わないで 愛は突然の花火なの 暗い夜空に燃え上がる 誰も知らないふたりの空 だから ここでこうして踊るだけで ふたり 愛を感じてたい あしたどこかへ消えるのなら さよならは言わないで ここでこうして踊るだけで ふたり 愛を感じてたい あしたどこかへ消えるのなら さよならは言わないで |
あまのじゃく加藤登紀子 | 加藤登紀子 | 加藤登紀子 | 加藤登紀子 | | 「大丈夫」って言ったけど 「大丈夫じゃないよ」って聞こえたよ 「頑張ってね」って言うかわりに 「頑張らなくていいよ」って笑うのね 「わかってる」って言ったけど 「わからないよ」って聞こえたよ 「どうでもいい」って逃げた時 「どうにかしてよ」って泣いてたね 「愛してる」って言えなくて 「愛してないよ」って嘘をつく 「大好きだよ」って言えなくて 「大嫌い」って逃げるのね 「淋しくないよ」って言った時 ちょっぴり淋しいってわかるのよ 「何にもいらない」って言った時 何かほしいんだってわかるのさ 「どこにもいかない」って言った時 どこかへ行ってしまうとわかってしまうの ひとりぼっちの天邪鬼 素直になったらあなたじゃない そんなあなたが大好きなのに どうしてもそのひとことが言えないの 「愛してる」って言えなくて 「愛してないよ」って嘘をつく 「大好きだよ」って言えなくて 「大嫌い」って逃げるのね ひとりぼっちの天邪鬼 素直になったらあなたじゃない そんなあなたが大好きなのに どうしてもそのひとことが言えないの そんなあなたが大好きなのに どうしても素直に言えないの |
千の風になって加藤登紀子 | 加藤登紀子 | 不詳・日本語詞:新井満 | 新井満 | 島健 | 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 秋には光になって 畑にふりそそぐ 冬はダイヤのように きらめく雪になる 朝は鳥になって あなたを目覚めさせる 夜は星になって あなたを見守る 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 死んでなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 千の風に 千の風になって あの 大きな空を 吹きわたっています あの 大きな空を 吹きわたっています |
夜の通行人に捧ぐ Hommage au passant d'un soir加藤登紀子 | 加藤登紀子 | Yves Duteil・訳詞:加藤登紀子 | Yves Duteil | | あの夜が僕の すべてのはじまり そんなことなど 気づくはずもない ただ淋しくて ギターを弾いていた 小さな部屋の窓辺で 見知らぬ誰かが 窓のそばでそっと ぼくのうたに 足をとめた 言葉もかけず 姿も見えない ただぼくのうたを 聞いていた 何が僕のこれからの人生 そんなことなど わかるはずもない ただ恋しくて ギターを弾いていた にぎわう街の広場で ほほえみうかべて すわりこんで 僕のうたを聞いていた君の 澄んだひとみのやさしい光に 僕は恋をしていた 何が君のこれまでの人生 そんなことなど わかるはずもない 何も知らない 僕はただ君の 面影を探したずねた やっとみつけた 君の家の前で 何も出来ず佇んだ僕は 庭のむこうの学校の窓から 聞こえるうたを聞いていた ラララ 庭のむこうの窓からは今も 同じうたが聞こえて来るよ 君がどこかで聞いていると信じて 今僕はうたいつづける 何が僕の本当の人生 何が君のしあわせな人生 わからないままで季節は過ぎていき 今僕は君のためにうたう |
孤独 Solidao加藤登紀子 | 加藤登紀子 | Ferrer Trindade・Frederico de Brito・David Mourao Ferreira・訳詞:加藤登紀子 | Mourao-D.J.Ferreira | | 地獄に堕ちたわ あなたを愛した時から 誘惑 裏切り はてしない孤独 ヴェールの陰で泣いて 救いを求めたって 罪なこの恋 あなたへの哀しすぎる愛 地獄に堕ちても もう誰も止めない 誰かを愛して 捨てられた時にも こんなに 投げやりに 何もかも 捨てたりはしなかった ふるえて 泣きさけんで 救いを求めたって 神様はふりむかず あなたは私を愛さない 地獄に堕ちても もう誰もいない |
リリー・マルレーン加藤登紀子 | 加藤登紀子 | Hans Leip・訳詞:加藤登紀子 | Nohert Schultze | | ガラス窓に灯がともり きょうも町に夜がくる いつもの酒場で陽気に騒いでる リリーリリーマルレーン リリーリリーマルレーン 男達にかこまれて 熱い胸を躍らせる 気ままな娘よみんなのあこがれ リリーリリーマルレーン リリーリリーマルレーン おまえのあつい唇に 男達は夢を見た 夜明けがくるまで すべてを忘れさせる リリーリリーマルレーン リリーリリーマルレーン ガラス窓に日が昇り 男達は戦(いくさ)に出る 酒場の片隅 一人で眠ってる リリーリリーマルレーン リリーリリーマルレーン 月日は過ぎ人は去り おまえを愛した男達は 戦場の片隅 静かに眠ってる リリーリリーマルレーン リリーリリーマルレーン 戦場の片隅 静かに眠ってる リリーリリーマルレーン リリーリリーマルレーン |
もう離さない J'te lache plus加藤登紀子 | 加藤登紀子 | Salvatore Adamo・訳詞:加藤登紀子 | Salvatore Adamo | | 愛はいつか終るとあきらめてたけど この愛だけは二度と離したくない 恋なんてもうまっぴらだと きめてた私なの 男はみんな ひとりよがり うぬぼれ 嘘つき 夢をぜんぶ ひとりじめして 君のためだなんて いわない あなたははじめてのひと 女の気持ちを 全部知ってる 私を捨てていった 愚かなやつらに しあわせな私 見せつけてやりたい 愛はすばらしい 悪いものじゃない かぞえきれない 口説き文句 つめたいさよなら 男はみんな 自分勝手 きままな狩人 抱きしめても 気づいてない 女の気持ちなんて あなたはちがうわ ほんとの男 女の気まぐれ 愛せるひとね 愛はいつか終るとあきらめてたけど この愛だけは二度と離したくない 愛はずばらしい 悪いものじゃない |
ラ・ボエーム La boheme加藤登紀子 | 加藤登紀子 | Jacque Plante・訳詞:加藤登紀子 | Charles Aznavour | | 二十歳の頃の話をしよう あの頃僕は 小さな部屋で 君と暮らした リラの花が 窓の下に咲いていたね その木の枝で 愛し合った 貧しさなど 忘れるため ラ・ボエーム ラ・ボエーム 君はヌードのモデルをしていた ラ・ボエーム ラ・ボエーム 飢えていたね二人 誰もがいつか とげる夢を 信じていた カフェの中で 冬の寒さを 忘れるまで 熱い酒をくみかわして 詩を読み合った 誰もが貧しく飢えていた 夢に燃えて ラ・ボエーム ラ・ボエーム きれいだったね 君は ラ・ボエーム ラ・ボエーム 輝いていたあの頃 時には 眠らずに かきつづけた 君の姿 朝になって 窓のそばで 熱いコーヒー 飲んでいると たまらなくて 君を抱いた すてきな夜 すてきな朝 君を愛した ラ・ボエーム ラ・ボエーム それは二十歳のことさ ラ・ボエーム ラ・ボエーム そんな時代に生きていた ある日僕は 来てみたんだ あの頃の街へ 僕のすべてを 知ってるはずのあのカフェも 歩きなれた 通りも壁もアトリエさえも すべては消え リラの花も枯れていたよ ラ・ボエーム ラ・ボエーム 若く燃えていた ラ・ボエーム ラ・ボエーム 帰らない日々よ |
私は一人片隅で Et moi dans mon coin加藤登紀子 | 加藤登紀子 | Charles Aznavour・訳詞:加藤登紀子 | Charles Aznavour | | あなた あなた きっと好きなのね あの娘の事が 気になるのね あなた あの娘に笑いかける あの日 私にしたように 私は一人片隅で 知らん顔してるの 後ろを向いて こらえる 愛の終りの涙を ここは いつもの酒場なのに あなたの心は ここにはないの あなた 私が 邪魔なのね あの娘のことで 夢中なのね 私はいつもの片隅で にがいお酒をのんで あの夜と同じ この酒場で 愛の終りを知る あなた 私に背を向けて あの娘と夢中で 話しこんでる あなた こっちを向いて こっちを向いて あの娘の笑顔が たまらないわ 私は一人片隅で だまったままでいるの あふれる涙を こらえて 愛の終りを知る 「ウウン… 何でもないの 私のことなんて 気にしてくれて ありがとう 今夜 あなたと一緒で本当に楽しかったわ あなたと一緒で本当に 本当に……」 |
ロンド -輪舞-加藤登紀子 | 加藤登紀子 | 加藤登紀子 | 星勝 | | 人生はロンド まわる まわる かなしみ よろこび 抱きしめて踊るロンド 人生はロンド まわれ まわれ 夢のなか すべては消えて行く 恋の花さえも 枯れて行く 信じてはいけないの? この胸のときめきを 愛してはいけないの? どんなに強く抱きしめても いつかは終わるの? 人生はロンド まわる まわる 愛して 恋して 泣きながら踊るロンド 人生はロンド まわれ まわれ 夢のよう どうしても好きな人 いとしいあなたを 愛します 信じてはいけないと ささやく声聞こえる 愛してはいけないと 美しいほど恋の花は ゆれる 信じてはいけないの? この胸のときめきを 愛してはいけないの? どんなにつらい別れが来ても 後悔しないわ どこまでも |
わが麗しき恋物語 Ma plus belle histoire d'amour加藤登紀子 | 加藤登紀子 | Barbara・訳詞:加藤登紀子 | Barbara | | あなたにだけは 全部つたえたいの 私の恋物語 はじめての恋はまだ十五の少女 青いひざ抱いてた まっしろな胸に 赤いきずあとが 痛いくらい刻まれた “愛してる”と言ったその瞬間から 私はひとりになったの おませなその恋に終わりが来た時 家を出てさまよった 通りすぎてゆく どんな戦士たちも 声をかけず 消えたわ さがしつづけたの 本当の愛を 私の心の中に 何度も荷造りして出かけた私を 見ていたのはあなた あなたのもとへたどりつく道 長い道を歩きつづけた 12月の風に 身を切られても ただ夢中で 歩いたわ 遠く長い道 終わりのない道を どうしてもえらんだ 今夜ひざまづいて あなたに伝えるわ ほんとうの気持ちを 時には苦しくて あなたを憎んだわ 氷りつく雪の中で “愛する”と決めた その瞬間から くるしみがはじまったの いくつも冬が去り 数えきれない夜 ひとり泣いたわ あなたの心がどうしてもみえない それなのにあいたくて 悪魔にされわれたあなたをさがして 重いとびらおし開けた 逃げ出したくなったそのとき あなたのほほえみがみえたの そのほほえみのやさしさに 声を上げて泣いてしまった あなたは今もおぼえている? あの日の涙 おぼえてる? あれは9月だった あなたは私を 両腕に抱いたわ 私の言葉が あなたの涙に とけ合って光った ボロボロになった私の荷物を なげ出して笑ったわ あなたを愛すると 決めたときからの長い旅は終った いちばん大切な私の恋人 目の前のあなた |
La Vie -今ここにいること-加藤登紀子 | 加藤登紀子 | 加藤登紀子・フランス語訳:Ilan NGUYEN | 加藤登紀子 | | Dans la vie, ce voyage Que laisse notre passage Nes d'une vie fragile Dans le temps qui nous reste 人生という旅の中で 人は何を残すのだろう 小さないのちとして生まれ 終わっていく その間に 朝日の中で今僕は しずかに君を見つめている 君はずっと昔より きれいになったね 眠りから覚めたように 僕は途方に暮れている 何げないこんな日を もうずっと忘れていた 僕は何を探してたのか どこか遠い世界で ここにはないあたらしい 何かを手にいれるために 急ぐ列車がレールを 走るように ゴールに向かってただ夢中で 走って来た どこまでも終わらない ゲームのように 君は気づいていただろうか 僕らの夢のゆがみを 遠くから何もかも 奪おうとするおごりを ほんの小さなよろこびや 悲しみにゆれる暮らしを 君はひとり この日まで 守りつづけて来たんだね さりげない日々のくりかえし そこにある命の輝き たゆみなく どこまでも 流れる川のように もしもとりもどせるなら もう一度 もしもゆるされるなら もう一度 ゆっくりと同じ時を 歩いてみたい Si je pouvais le retrouver rien qu'une fois Si la chance m'en etait donnee rien qu'une fois Je parcourrais lentement le meme cours du temps ひたすら夢を追いかけて いつか夢に追われている 見えない明日を 人はいつも どこかで恐れている 人生という舞台には ただ今日があるだけ たしかなことは 今ここに君といること Sur la scene de la vie Il n'y a rien qu'aujourd'hui Tout ce qui compte pour moi C'est d'etre la avec toi |