introduction ~東京の蕾~槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | Noriyuki Makihara | 君は春近い東京の蕾 遠く故郷から飛んできて ここで芽吹いた 君は春近い東京の蕾 美しく咲く日を夢見てる 切り取られた空の下で 君は春近い東京の蕾 遠く故郷から飛んできて ここで芽吹いた 生まれる前に書いた シナリオを全部忘れて この星のこの時代に 君は生まれてきた さぁ冒険の始まり |
ハロー!トウキョウ槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | Noriyuki Makihara | 何も持ってこなかった 好きなレコードも 学生時代の思い出も 消し去りたい過去も 03 で始まる番号 初めてのコインランドリー 溜まった洗い物に実家の ありがたみ感じつつ 僕は心の中で叫んだ ハロー!トウキョウ ダサい服着て得も言われぬ 不安を無理やり勇気に変えて 歩いていく イヤホンから流れるのは どれも全部この街で 生まれた歌 最終電車は僕の 駅のずいぶん手前 歩いたこともない道を 辿りながら帰る 街頭に伸び縮みする 僕の影と月と星 とても気持ちいい孤独を 感じた不思議な夜 もう 2時間歩いてるけど ハロー!トウキョウ ダサい服着て得も言われぬ 不安を無理やり勇気に変えて 歩いていけば よそよそしい街の景色も いつか僕の場所だって 思えるんだろう ダサい服着て得も言われぬ 不安を無理やり勇気に変えて 歩いていく イヤホンから流れるのは どれも全部この街で 生まれた歌 |
悶絶槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | Noriyuki Makihara | 素敵だった君が こんな冴えない僕を 気にかけてくれたなんて 今世紀最大の謎 故郷が近くてとか 方言も似ていてとか どうでも良い事でも 理由にしたかった 多分もう君みたいな人には 会えないと勝手に思い込んでた 君を好きって気持ちが 何よりも正義だと 思い込んでいた僕を どうか許して 時々恥ずかしすぎて 眠る前に一人で 頭掻きむしりながら 悶絶してる いつまでも付き纏う 言いようのない不安は 君の魅力のせいだって 勝手に思っていたけど 今なら分かるよ 僕らのこの恋が 運命の出会いじゃないと 気づいていたからと 失恋が全然悪い事じゃないと 今となっては簡単に言えるけど 君を好きって気持ちが 何よりも正義だと 思い込んでいた僕を どうか許して 時々恥ずかしすぎて 布団で顔を隠してる 迷惑をかけたよね 今は感謝しかないよ 君を好きって気持ちが 何よりも正義だと 思い込んでいた僕を どうか許して 時々恥ずかしすぎて 眠る前に一人で 頭掻きむしりながら 悶絶してる 迷惑をかけたよね 今は感謝しかないよ |
悲しみは悲しみのままで槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | Noriyuki Makihara | 君が今どこに居て 幸せにしているのか 何も変わらず心配してる そばに居ても居なくても 例え憎まれ口でも 返事が返ってきた あの頃がどんなに幸せだったか 今頃気づく してやれる事をしても 後悔は必ず来る 好きだったものを供えた 祭壇に線香の煙 悲しみは悲しみのままで 胸に抱いて歩く方が 君と一緒に歩いている 気持ちになれるのかな 君が今どこに居て 幸せにしているのか 何も変わらず心配してる そばに居ても居なくても 僕の居ない間に君が 旅立ったその理由は 最後に見る僕の顔を 笑顔にしたかったのかな ラジオから流れる歌 君も好きだった歌 そんな些細な事だけで 分かりあえる事もあるから 同じ悲しみを抱えている 孤独な誰かがもし居たら その気持ちを知っていると 言ってあげたいと今は思う 悲しみは悲しみのままで 胸に抱いて歩く方が 君と一緒に歩いている 気持ちになれると知ったから 君と同じ名前がついた 悲しみと歩いて行こう |
特別な夜槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | Noriyuki Makihara | 海外暮らしに運送業 正月以外休みないやつ 靭帯2カ所も切ったやつ ペースメーカー入りのやつ 小さなクラス会みたいな 飲み会に集まったみんなは 冗談の間に本当の 気持ちを忍ばせて よく知ったいつもの顔ぶれだけど 知らない事がたくさんあった 一人で頑張っている 気持ちでいたけれど そうじゃないって気づけた 特別な夜だった 仲間の一人の一周忌 今日の昼間に墓参り お供え物を来年は どうするか話した時 あいつは昔こんなだった この子はこんな子だったなと 思い出すうちに時間が あの頃に戻った 同じ制服を着て過ごした 日々があった事に感謝した 一人で頑張っている 気持ちでいたけれど そうじゃないって気づけた 特別な夜だった 店を出てじゃあまたと 手を振って それぞれの家がある 場所に戻ってく 電車もバスもここを中心にして 放射線描いて伸びてゆく 一人で頑張っている 気持ちでいたけれど そうじゃないって気づけた 特別な夜だった |
わさび槇原敬之 | 槇原敬之 | 須藤晃 | 槇原敬之 | Noriyuki Makihara | どちら様かは存じませんが そのサングラスやめなさい 悪いやからに見えたら損よ その目を私に見せなさい ばあちゃん俺に微笑みかけて かすれた声で叱ったよ 出会いと別れを繰り返し もう慣れたわよと言ったけど やっぱり一人はつらいから 誰かのそばにいなさいね ばあちゃん遠くの空を見て 小さな声で呟いた 夢なんて叶わぬうちが華だけど 静かに明日を待ちなさい 待ってるだけではダメだから 行きたい場所を目指しなさい 橋のたもとで声かけられて 赤いかんざし褒められた あの日の私が一番綺麗 忘れられない思い出よ ばあちゃんはにかみ謝った ごめんなさいねこんな話 毛皮も指輪も押入れの中 どこに置いたか忘れたわ 一度ハワイに連れてってくれ 息子に頼んでみたけれど 伊勢神宮さえいけなくて 膝が悪くていけなくて 先頭に立たないように気をつけて 争いごとはやめなさい じゃんけんぽんはあいこでしょ いつまでたってもあいこでしょ 今度訪ねてくれるなら 土産にお寿司を持って来て どちら様かは存じませんが これも何かの縁でしょう 白身の魚にイカとタコ わさびを抜いてくださいね 人生は思うようにはなりません それでも希望を持ちなさい 神様なんていないけど 私はずっと私でしょ 変わっていくものを嘆くより 変わらぬものを愛しなさい 笑う門には福きたる あなたはずっとあなたでしょ あなたはずっとあなたでしょ |
なんかおりますの槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | Keiji Matsumoto | なんかおりますの 床におりますの これは一体なんですの しばらく見ておりますの でも興味ありますの 気になっちゃいますの 前足を少し出して ちょっと触ってみますの そしたらそれは慌てて シュッと逃げて隠れます 隠れてはまた顔を出して 手を出すとまた逃げますの 今日は本当に 良いお天気ですの もう出てこないからそこで 居眠りでもしてますの なんかおりますの 向こうにおりますの あれはうっすら仲の良い 白い犬ですの 逆に猫はなんとなく 苦手なんですの どちらかというと 犬の方が好きですの 冬の寒い日はいつも くっついて眠ります 種類で人は分けるけど 大事なのは心ですの そんなことさえも 気が付かないまま 今日もテレビのニュースは 争いで溢れてますの そんなことさえも 気が付かないまま 今日もテレビのニュースは 争いで溢れてますの 人間はよくわからない 居眠りでもしてますの |
Counting Blessing槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | Tomi Yo・Noriyuki Makihara | 君によく似合ってる 去年買ったコートが 似合わなくなる時が もしも来たなら 一緒にまた探せばいい ただそれだけ 変わることは別に 悪いことじゃないから 眠れない夜なら 羊を数える代わりに 今まで受けた恵みを 数えようって歌があるから 失くしたものの代わりに 手に入れたものを数えながら歩こう スタンドで 2つコーヒーを買えば 目が覚めたように 幸せに気づいてゆくだろう 僕らは超えて行こう 一瞬でも心に よぎった悪い予感が 本当になっても その意味を考えて 腑に落ちることがあれば 次に植えるべき種を ちゃんと選べばいい 葉の落ちた枝に スズカケの実がついてる 帰ったらツリーを出して 一緒に飾り付けをしよう 失くしたものの代わりに 手に入れたものを数えながら歩こう 今日もどこかで笑っていてほしい 誰かの顔を浮かべて 数えればもっと幸せ 失くしたものの代わりに 手に入れたものを数えながら歩こう スタンドで 2つコーヒーを買えば 目が覚めたように 幸せに気づいてゆくだろう 目が覚めたように 幸せに気づいてゆく |
虹色の未来槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | Tomi Yo・Noriyuki Makihara | 男の子は青で 女の子はピンクとか それは誰が決めたの そうじゃなくちゃダメなの? 歳をとってもスケボー 盆栽好きの少年 性別も歳も超えて もっと自由でいいじゃない 常識になぞらえて 目立たず生きろと育って 気づけば幸せからずいぶん 遠い場所にいるなんて! 僕が僕らしくいられないなら どうして見た目も性格も バラバラに生まれてきたの? 描かれるべき一枚の絵があっても 同じピースばかりじゃ パズルは完成しないよ 嫌いなものなら 無視すればいいのに どうして向かって行くの そうじゃなくちゃダメなの? 自分が大事にしてる ものを使って 相手の大事なものを 叩き潰しちゃダメじゃん 常識なんていつも アップデートのたびに変わる そんなものに自分の心を 添わすなんて意味がない 君が君らしくいられないなら どうして見た目も性格も バラバラに生まれてきたの? 全てを照らすあの太陽みたいに 君だけの光で全てを さあ照らして見せて 本当は誰もが 輝けるように出来ている いろんな色を輝かせて そろそろ虹をかけよう 僕らが自分らしくいられないなら 何のため見た目も性格も バラバラに生まれてきたの? 描かれるべき一枚の絵があるんだ それはそれはキラキラ美しい 虹色の未来 |
好きなものに変えるだけ槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | Noriyuki Makihara | 観たくもない映画をずっと どうして僕は観てるんだろう チャンネルは目線の数だけ 考え方の数だけあるのに 人生の映画は 一度きりの上映なのに 途中で立ってしまうような 退屈なストーリーじゃダメだ さあ 心にかけられたフィルムが 映し出している世界が もしも気に入らないのならば 好きなものに変えるだけ 未来は一瞬のうちに 変えられると思い出したんだ 望む人生のストーリーは 宇宙的な数だけあるんだ 僕らは知らないうちに すっかり忘れてしまっていた 自由自在の想像力を 持って生まれたことを さあ 心にかけられたフィルムが 映し出している世界が もしも気に入らないのならば 好きなものに変えるだけ 考え方が変わるだけで 見慣れたいつもの景色が まるで初めて見るみたいな 新しい景色に変わるよ さあ 心にかけられたフィルムが 映し出している世界が もしも気に入らないのならば 好きなものに変えるだけ 心にかけられたフィルムが 映し出している世界が もしも気に入らないのならば 好きなものに変えるだけ お楽しみはこれからだ |
HOME槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | Tomi Yo・Noriyuki Makihara | 鉛筆を削っていると 貨物列車の音がした 夜は背中を抱いてくれるから 幸せで泣きそうになる それにしても静かな夜だ 君の寝息が全部聞こえる 部屋を抜け出して台所で グラスに水を注ぐ 気づくといつの間にか 足元に猫が 尻尾をピンと立てて まとわりついてきた 何かと引き換えにしなくても 側にいてくれると信じられる そんな存在がいる場所を多分 HOME と呼ぶのだろう 欲しいものを手に入れて 集めることに夢中になって 本当に好きかも分からなくなって 悲しくて泣きそうだった 君と暮らしてからの僕は 何かを集めなくなったな 思い返すと何かが違うと 思ってた僕ばかりだ 気づくといつの間にか テーブルで猫は お腹を出し油断して 目を瞑り寝ている 何も飾らないただの僕を 愛してくれていると信じられる そんな存在がいる場所を多分 HOME と呼ぶのだろう 自分以外の気持ちが 心の中にいること それは窮屈だけど 温かいと知った 何かと引き換えにしなくても 側にいてくれると信じられる そんな存在がいる場所をきっと HOME と呼ぶのだろう 心の帰る場所 |
宜候槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | Tomi Yo・Noriyuki Makihara | 待ち望んだその日が もうすぐ来る予感がした 雨上がりの道が太陽に 照らされて光ってたから 別れの言葉さえも 言わずに去るつもりだ 思い出と目が合う前に 僕はここを出て行くよ さよなら さよなら 今度こそさよならだ ポケットにしまってた 手を出して大きく振ったら さあ行こう 海原へ船を出すんだ さあ行こう 新しい旅が始まるよ たどり着きたい場所は 心がもう知ってる 航跡を振り返らず進んで行こう 僕は思い込んでた 頼まれた訳でもないのに この先もずっとこの場所から もうどこへも行けないと 白い霧の中浮かぶ 青や赤茶のコンテナ 雨が打ち付ける車の 窓から見る日々は終わる さよなら さよなら 今度こそさよならだ 心に一つの 曇りもない今日の空だ さあ行こう 海原へ船を出すんだ さあ行こう 大好きな歌が聞こえるよ 全て自分で決めた それを忘れなければ この先も後悔はしないだろう さあ行こう 海原へ船を出すんだ さあ行こう 大好きな歌が聞こえるよ たどり着きたい場所は 心がもう知ってる 航跡を振り返らず進んで行こう ヨーソロー ヨーソロー |