「Galileo Galileiを愛してくれているみんなへ
僕たちは、今月27日にリリースする4枚目のアルバム「Sea and The Darkness」と、3月から行われる春のツアーをもって、Galileo Galileiを終わらせることにしました。
僕たち3人は10代の頃、北海道・稚内の小さなガレージで、友達とゲームで遊ぶような感覚で音楽を始めました。その“遊び”はGalileo Galileiというバンドになり、僕たちを乗せてここまで連れてきてくれました。突然の成功に戸惑いながらも、自分たちが鳴らすべき音楽を探求し続けるうちに、ぼんやりしていた僕たちの人生は、意義のあるものに変わっていきました。そんな素晴らしい数年間の中で成長し、遊びで始めた音楽が、いつのまにか人生すべてを賭けて極めたいと思えるような、かけがえのないものになっていたのです。
振り返ってみると、Galileo Galileiというバンドは僕たちにとって、子供の時に大切に乗っていた“おもちゃの車”のようなものだったのかもしれません。けれど“おもちゃの車”では、庭の芝生から先へとは進めなかったのです。僕たちはその先にある、どこまでも続く険しいコンクリートの道路を走ってみたくなってしまったのです。そして大人になった今、この愛する“おもちゃの車”から降りることを決心しました。
みんな知ってるとおり、僕たちは言葉で伝えるのがとても苦手なので、すべての想いは、実質上のラストアルバムとなる「Sea and The Darkness」に詰め込みました。このアルバムの中から、愛するみんなに何かを感じとってもらえたら嬉しいです。今後のことは、まだ何も決まっていませんが、きっと良いニュースを伝えることができると信じています。みんなにライブ会場で会えるのを楽しみにしています。」
“おもちゃの車”から降りる。そんな彼らの決断に、SNS上では非常に多くの反応が見られ、『Galileo Galilei』がトレンドワードにも浮上しておりました。「解散しちゃうの!?寂しすぎる…。」「大好きだったのに、ツラい、かなしい」「あの花で流れたオープニング忘れない」「解散ではなく終了だから新しい何かが始まるのかもしれない」などなど…。そして、1月27日、Galileo Galileiがすべての想いを詰め込んだアルバム『Sea and The Darkness』がリリースされました。歌ネットでは、全収録曲の歌詞が公開スタート!
“愛は噛み砕かれて ガムのように膨らんで
狭過ぎるこの部屋の中で 僕らを押しつぶしていった
パンと乾いた音が鳴って すべてが消え去ってしまうと
無駄にしてしまった時間と 落ちていく自分を見ていた
ああもう いかなきゃ
クソだ このアルバムはクソだ ウソだよ
そうだ この感情はないほうがいい
断ち切ってはまわれ右 しくじってはまわれ右
触れたいのに
どうやって抜けたらいい? どうやって断ち切れる?
どうせ気づく”
「ブルース」/Galileo Galilei
<クソだ このアルバムはクソだ ウソだよ>…フレーズのひとつひとつから溢れる、Galileo Galileiの“ホントウ”を是非、耳で目で心で感じてみてください。尚、ラストツアーとなる「Galileo Galilei "Sea and The Darkness" Tour 2016」は、3月1日(火)の北海道・苫小牧ELL CUBE公演を皮切りに全国18か所で開催され、バンドにとって最多・最長のツアーとなります。只今、チケットが一般発売中とのことなので、ぜひチェックしてください…!
◆4th Album「Sea and The Darkness」
2016年1月27日発売
期間限定通常盤(CD+DVD) SECL-1835〜1836 ¥3,600(税込)
通常盤(CD) SECL-1837 ¥3,200(税込)