映画「ポプラの秋」が公開!主題歌「少しだけ」をピックアップ♪

切なすぎて 苦しくなって
壊れそうになる

涙が今 こぼれ落ちる
これは 愛なのか
教えて

少しだけ少しだけでいい
あなたの事感じていたいよ
叶わない想いなら
その手で包んでほしい
私の事を全て
「少しだけ」/持田香織

 胸がきゅーっと切なくなるような歌詞が、あたたかく静かなやさしさを帯びた持田香織の歌声で揺れる楽曲「少しだけ」は、9月19日から全国で公開の映画「ポプラの秋」の主題歌です。この曲は、配信限定シングルとして9月16日から配信スタート。併せて歌詞も公開されております。主題歌を担当するにあたって持田は「誰かの優しさに触れて、私たちの今日はあって。巡る季節の中で、何気ない毎日の中で、その温もりはとてもとても大切なものだと、そんなことを思わせてくれるお話でした。歌わせて頂けてとても光栄でした」とコメント。

 そんな映画「ポプラの秋」は、「夏の庭」「岸辺の旅」などで知られる作家・湯本香樹実のロングセラー小説を原作にしたヒューマンドラマです。父親を亡くしてしまった8歳の少女(本田望結)と彼女の母親(大塚寧々)が共に引っ越した“ポプラ荘”で出会う大家さんの老女(中村玉緒)との交流をが描かれております。なんでも、この大家さんは「天国に手紙を届けることができる」のだそう…。あなたは亡くなった人に言葉を伝えられるとしたら、どんな言葉を届けたいですか?きっとこの映画を観終わったときには、今よりもっとずっと“今を大切に”生きようと思えるはずです…。この連休中にぜひ、劇場へ足を運んでみてください。

 ところで、この作品ではポプラ荘の中庭に大きな「ポプラの木」が立っています。“ポプラ”というと中島みゆきの「空と君のあいだに」が思い浮かびませんか…?

君が涙のときには 僕はポプラの枝になる
孤独な人につけこむようなことは言えなくて
君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってた
ひきとめた僕を君は振りはらった遠い夜

ここにいるよ 愛はまだ
ここにいるよ いつまでも

空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る
君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
「空と君のあいだに」/中島みゆき

“君が涙のときには 僕はポプラの枝になる”というフレーズで始まるこの曲には、どんなことからも君を守ってあげたいという思いが込められています。もともとポプラは雨風を防ぐ木として植えられることが多いそうなので、もしかしたらこの「空と君のあいだに」にも映画「ポプラの秋」にもそんな特性が活かされ、ポプラやポプラのような人の優しさが、主人公を悲しみや試練からそっと守ってくれる…のかもしれません。