豪華アーティストが楽曲を書き下ろした9thアルバム「LOVE」絶好調!

 中島みゆき、玉置浩二、徳永英明ら豪華アーティストが書き下ろした楽曲が収録された9thオリジナルアルバム「LOVE」(4月27日発売)が絶好調の平原綾香が、5月21日埼玉県和光市民文化センターサンアゼリア 大ホールを皮切りに全国36公演ツアー「平原綾香 CONCERT TOUR 2016 〜LOVE〜」をスタートさせた。このツアーは5月21日〜7月31日までに開催される前半18公演をバンドスタイルで、9月4日〜11月6日まで開催される後半18公演をアコースティックスタイルで行うという1つのツアーで違った魅力が味わえるという自身のこれまでのツアーでも初めての試みとなる。

 アルバム「LOVE」を引っさげてのライブとなる本ツアーだが、「今回のアルバムは、体力がいる曲が多い」と、トレーニングジムに通い始めパーソナルトレーナーとともに“オリンピック選手の卵が最初に行うトレーニング”を約3ヶ月間行い、初日に備えた。
 
 アルバム「LOVE」のジャケット写真を彷彿させる白い幕が開き、ツアー初日がスタート。「来て下さってありがとうございます!LOVEツアー今日が初日です!こんなにいっぱいのお客さんに来ていただけて本当に嬉しいです。泣いちゃダメ…泣いたら歌えなくなっちゃうからね」と感激し涙ぐんだ。
 
 赤色のドレスに身を纏い、玉置浩二が作詞・作曲した「マスカット」を艶やかに披露した後、MCで「この曲はみなさんご存じかと思いますが、玉置浩二さんに作っていただきました。本当に大好きな方なのでリスペクトの気持ちを込めて歌わせていただきました玉置さん退院なさったんだって!よかったね!」と言うと会場からも温かい拍手が沸き起こった。

 「聴いてくれる人がいて受け止めてくれるひとがいて、自分が歌っていられるんだなと、この曲からいっぱい教わった気がします。これからも歌を歌い続けるんだという気持ちを強くしてもらった作品です。」と語り中島みゆきが作詞・作曲した「アリア -Air-」を披露。割れんばかりの拍手がしばらくの間会場に鳴り響いた。

 アンコールでは、東日本大震災直後に、塩釜市浦戸諸島のひとつ桂島の避難所で、一人の女性が美しい島の景色や島の人々への想いを綴った詩から生まれた「わせねでや」を披露。「わせねでやは“忘れないで”という意味です。震災で傷ついた人たちへの応援歌として生まれた曲なのですが、いろんな人に歌い継いでいって欲しいという想いを受けて、そしていま日本がみんなが一生懸命力を合わせなければいけない時だからこそこの曲を選びました。復興とか震災後とか言うけれどもまだまだ終わっていないということを忘れないで。」と語り約2時間にわたるステージの幕を閉じた。

 アンコールを含む全17曲を披露する全国ツアーは全36公演で約45,000人を動員予定で11月6日の滋賀県 栗東芸術文化会館さきらでツアーファイナルを迎える。

◆9th オリジナルアルバム「LOVE」
2015年4月27日発売
UPCH-20416  ¥3,000(税抜)

<収録曲>
1.「マスカット」(作詞・作曲:玉置浩二)
2.「アリア -Air-」(作詞・作曲:中島みゆき)
3. 「鼓動」(作詞・作曲:徳永英明)
4.「真水の涙」(作詞・作曲:尾崎亜美)
5. 「STAR」(作曲:矢萩 渉/作詞:平原綾香)
6. 「She 想」(作詞・作曲:諫山実生)
7.「未送信の恋」(作詞・作曲:岡本真夜)
8. 「Song for you」(作詞・作曲:川江美奈子)
9. 「LOVE」(作詞・作曲:平原綾香)
10.「空一面の」(作詞・作曲:財津和夫)