今回ミニアルバムの表題曲でアルバムと同タイトルの「桜」のプロデューサーには、aiko・いきものがかり・秦基博などを手がける歌もののスペシャリスト、島田昌典氏を迎えて制作された。“ななみ”の作った「和」なメロディーに島田氏のアレンジが加わり、期待と不安が入り交じる春の雰囲気がカラフルなサウンドで表現された仕上がりになっていて、聴き応え満点だ。
その他のトラックにも、新しい世界での戦いを鼓舞する楽曲「勝利」、日々悩み苦しみながらも夢を追いかける“ななみ”自身を歌ったことを想起させる「今日も大丈夫。」など、春に向けて希望を持って生きる人たちに向けた応援歌がラインナップされている。
また5曲目に収録された「恋桜」はセカンドシングルのカップリングとして一度収録されたが、“桜”繋がりということもあり今回アコースティックバージョンとしてピアノと歌というシンプルな形で新録され、文字通り今作に花を添えている。
最後に収録された「Angel Sky」は歌詞のほとんどが英語詞で構成されている異色作で、去年行われたストリートライブでも何度か披露されてた楽曲。これにもアレンジが加わり、アルバムの奥行き見せる楽曲になっている。
3月のリリースに向けてMV公開など続々と予定されている彼女、今回のティザーを見て今後の情報を楽しみに待っていて欲しい。
◆ミニアルバム『桜』
2016年3月2日発売
CRCP-40450 ¥1,667+税