3年前の“5月21日”は何の日だったか覚えていますか…?

 3年前、2012年の5月21日というと……そう、「金環日食(金環食)」の日でした!もうとっくに忘れてしまっている方もいるのではないでしょうか。月と太陽が重なって、まるで“指輪”のように見える…。そんな不思議な自然現象が、日本中で話題になりました!誰もが立ち止まって日食グラス越しに空を見上げていたあの朝が思い出されます。
 
 「金環食」が次に日本で見られるのは今から15年後の“2030年6月1日”北海道だそうです。みなさんはいくつになっていますか?2012年、一緒に“太陽の指輪”を見上げた相手と、また同じように奇跡の瞬間を見ることができたらめちゃくちゃ素敵ですよね…。
 
 ちなみに、そんな「金環食」を予言(?)して作られた名曲が当時話題になりました。DREAMS COME TRUEの「時間旅行」という楽曲です!
 
“指輪をくれる? ひとつだけ 2012年の
金環食まで待ってるから とびきりのやつを
忘れないでね
そうよ 太陽の指輪(リング)”

 この楽曲が作られたのは、なんと1990年。しかし、ドリカムの吉田美和曰く、作った当初は“金環日食”が実際にある現象かどうかも定かではなかったそうなんです。ご自身の頭の中に“金環食”という言葉がどこかでインプットされていて、本当にそんなことがあるのか気になり、スタッフにも調べてもらったそうなのですが、それでも当時は分からなかったと…。

 そのため、「時間旅行」はとくに“金環日食”そのものを歌っているわけではなく、歌詞に出てくる二人が"ずっと一緒にいられたらいいね…"という願いの象徴として“金環食”というワードが入っているということ。しかし2012年、この曲で歌われた“太陽の指輪”は日本の空で見事に輝きましたね!そして、吉田美和は同年にご自身も結婚!本物のリングを手にしたのです。音楽は時を経て、そんな不思議な力を発揮するのかもしれませんね…!