また、生出演したTBSラジオでは、会見で伝え切れなかった心中を告白する場面も。番組内で浅田選手が選曲したのは、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」…。
“時の流れに 身をまかせ
あなたの色に 染められ
一度の人生それさえ 捨てることもかまわない”
休業発表をしてから、自分が何をしたいのか、自分に何ができるのかを考え続けたという彼女。けれど考えても考えても答えは浮かばない…・そんな時にココロの支えになったのがこの曲だったそうなんです。「(曲を聴いて)ああ、そうなんだ!本当に何も考えずに自然のまま、時の流れに身をまかせればいいんだ…と思ったときに気持ちが楽になったんです。」と。そうして時の流れに身をまかせた結果、自然と“フィギュアスケート”に心身が向かっていったのでしょう。
浅田選手はとくに、歌詞のなかの“一度の人生それさえ”というフレーズが好きだそう。「本当に一度きりしかない人生なので、悔いなくやりきりたいという思いもあります」という浅田選手の言葉からは、その決意の強さを感じました。
浅田選手にとって「時の流れに身をまかせ」の“あなた”とは“フィギュアスケート”なんですよね。彼女の言葉を聴いて「あなた」とは人間のみならず、愛そのものや夢、自分の“大切なもの”に置き換えることができるのだということに気付かされました。始まったばかりの浅田真央の<新章>は一体どんな物語になるのでしょうか…ますます期待は高まります!