自身初のコラボシングルで安室奈美恵と共演!

 平井堅が通算36枚目、そして約2年ぶりとなるニューシングルを4月2日にリリースすることを発表した。

 表題曲「グロテスク」にはフィーチャリングに安室奈美恵を迎え、J-POPを代表する二大アーティストによるスペシャルコラボが実現。まさにTOP×TOPの呼び名があてはまるデュエットソングが完成した。この曲の作詞は平井堅自身が手がけ、人間の表と裏、本音と建前、抱えなければいけない矛盾に対して、真っ向から切り込み、現代を生きる人々に問いかけていく、タイトル通りの濃厚なエネルギーを放つポップチューンとなっている。

 この奇跡的なコラボが実現したきっかけは、2013年初頭に平井堅から安室奈美恵に届けられた一通の手紙だったという。ツアーが行われる度に会場に足を運び、新作も必ずチェックするほど、安室奈美恵をリスペクトしている平井堅が自身の作品で音だけに限らず、2人が並んだビジュアル含めての共演を熱望したところ、この願いが届き、今回のコラボレーションが実現した。この「グロテスク」の制作には約1年もの月日が費やされ、楽曲デモは国内外問わず実に100曲以上集められ、厳選に厳選が重ねられた。そして平井堅自身が手がけた歌詞も、様々な角度からのトライと思考錯誤が繰り返された後、ようやくレコーディングと撮影が実現し、完成に至った。

 デビューから20年近く経つ平井堅が自身のシングル曲でコラボレーションをするのは今回が初めてで、この作品に関して、平井堅は「僕のキャリア初のコラボレーションシングルです。どうせやるなら強いもの、2人並んだ絵がキャッチーな方を想像した時に、真っ先に浮かんだのが安室奈美恵さんでした。常に映像や写真をイメージしながら制作を進めた、言うなれば『ビジュアルシングル』です。多くを語らず、ストイックに歌と踊りを磨き続ける彼女と何を歌うべきかと熟考した結果、この『グロテスク』が完成しました。人間の奥底に潜む負の感情、建前に覆われた本音を僕と安室さんがサビで交互にぶつけ合う、まさに1対1の人生尋問。生きることに葛藤し、格闘する全ての人への、僕なりの少々歪んだ応援歌です。今回のコラボレーションを快諾し、最高の歌唱とパフォーマンスで華を添えて下さった安室さんに心から感謝しています。」とコメント。

 また、安室奈美恵も「平井さんにとって初のコラボレーションシングルに参加させて頂いたこと、とても光栄です。歌詞の奥深い世界観を女性側から表現することで、より多くの方にその魅力を伝えることが出来れば、嬉しいです。」とコメントしている。

 そして、約2年ぶりとなるシングルはカップリングも充実している。初回生産限定盤Bとフルヴォリューム通常盤のカップリングM2にはミサワホームTVCMソングとして話題を呼び、2013年10月に配信リリースされた「桔梗が丘」を収録。サウンドプロデュースに大橋トリオを迎えた本楽曲は、大橋トリオ特有の緩やかさと温かみを帯びた優しいピアノバラードとなり、家族の大切さが胸の奥底まで染み渡ってくる、感動的なナンバー。自身の故郷の地名をタイトルに冠し、親の目線で綴った歌詞が印象的なこの楽曲のミュージックビデオでは故郷での親子共演が実現したことも大きな話題になった。

 さらに通常盤M3カップリングには2013年の日本赤十字社 二十歳の献血キャンペーンTVCMのテーマソングとなっている「青空傘下」を収録。演奏・編曲にはアコースティック・ギター・デュオ、ゴンチチが参加しており、平井堅の歌声と温かく優しい音色が絶妙にマッチした作品となっている。