2011年6月13日に行われ延べ140,000人以上が目撃した小室哲哉のライブ@DOMMUNEを見たレコード会社スタッフやクリエイターなどが集まり、そのチームで何かできたら面白いと感じた小室哲哉が、壱岐尾彩花を通して21世紀のプロデューススタイルを提示することを決意。小室哲哉プロデューススタイルの20世紀型から21世紀型への移行期のはじまりとして、偶然10年の区切りであるこのタイミングとなった。
小室プロデュースがもてはやされたのは、完璧にできあがっていない人をプロにするところ。未完でも、やりたいと思う気持ち、小室哲哉の音楽性にあったグルーブやリズムという感覚、そして小室哲哉の音にのりがいい声質、応援したくなる人間性、そして小室哲哉への期待など、その全てが揃ったことをきっかけとし、TM NETWORKのプロデュース第一期、trfなどの小室ファミリーと言われたプロデュース第二期、そしてプロデュース第三期のスタートラインは、完成していたらとっくにデビューしていたはずの壱岐尾彩花からはじまる。
また、今回のデビュー楽曲に関して小室哲哉はこう語る。「90年代に青春時代=一番多感な時を過ごした30代〜40代にとって、新しいけどなつかしいと感じれる、子供がいれば二世代で共有できる楽曲を目指した。新しいものに違和感をとらえ、新しさから遠ざかりはじめているその世代が、新しいけどフィットするものを意識した。そこが基本線としてありつつ、二十歳そこそこで“昔は若かった”と言う早熟性において欧米化している若い世代にとっても、懐かしいと感じれる、勝手な言葉をつけるなら"ネオノスタルジー"みたいなものも求めた。“やっぱ90年代は良かったよね”と言われちゃうと、新曲を出す意味がない。でも、“なんか懐かしいね”って言いながら、結果新曲を聴いているという状況が、それがチームの成功の一つかもしれない。自分よりも一回り上の世代でも理解できる歌を歌うのが壱岐尾彩花の使命なのかもしれない。」
ノンシリコンシャンプー「レヴール」で大ヒットを記録している株式会社ジャパンゲートウェイから11/15に発売となる大人のノンシリコンシャンプ―「ギフト」CMソングとして起用されたことでも注目を集めるデビューシングル「GLOWING」、そして壱岐尾彩花から目が離せない。