全国ホールツアーファイナルで新曲「HARUKAZE」初披露!

 10月13日よりスタートしたガールズバンド“SCANDAL”の全国ホールツアー<SCANDAL VIRGIN HALL TOUR「BABY ACTION」>のファイナル公演が東京中野サンプラザで開催され、自身初となる全国15公演のホールツアーの集大成を熱狂の2時間で締めくくった。

 地元関西の神戸文化ホールからスタートさせた今回のツアーは約3万人を動員、チケット一般発売と同時に完売する会場が続出し、急遽11月16日(水)に渋谷公会堂での追加公演が決定するほどの大盛況だった。

 開演と同時に約2,200人のファンで埋め尽くされた中野サンプラザ、チケットは完売。メンバー登場直前客席BGMが大きくなり観客のボルテージが一層あがると、所狭しと組まれた豪華な二段式のステージにSCANDALのメンバーが颯爽と登場。

 そのまま1曲目の「LOVE SUVIVE」のイントロが始まりVoのHARUNAが「ファイナル盛り上がっていくよー!!」と叫ぶと、それに応えるように客席からも絶叫ととれるほどの大歓声。2曲目「Sparkling」に続くと、曲に合わせて観客も一緒に手拍子を起こす。

 ライブ序盤のMCでリーダーのHARUNAは「ツアータイトル通り、“初体験”のことを用意してきました!日常のイヤなこととかムカつくこととか、全部ぶっ飛ばして最高の夜にしようね!!」と叫び会場を煽った。

 その初体験なことの一つとして、SCANDAL初のワイヤレスマイクを使用したパフォーマンスに観客の多くが驚いた。動きの制限から解放されたメンバーはそれぞれステージセットを目いっぱい使用して縦横無尽に走り回り、ファンの近くで迫力の演奏というサービスも行っていた。

 また、SCANDALはメンバー全員が長髪で髪を振り乱しながら力強く演奏する姿も一つの特徴だったが、今回のツアーからメンバー全員が大胆に髪型・色を変え、そのビジュアルの変化に観客もド肝を抜かれ、嬉しいサプライズの“初体験”となった。

 そしてさらに嬉しいサプライズの目玉として、アンコールでは新曲「HARUKAZE」を初披露。10月よりテレビ東京系アニメ「BLEACH」のオープニングテーマとしてOAされている曲で、タイトル通り春の空気を感じさせるようなメロディながら、出会いと別れの季節でもあるメロディアスな曲だ。新曲初披露ながら会場をさらにヒートアップさせ、2時間全21曲の嵐のようなステージを終えた。

 SCANDALは9月には初のアジアツアーも開催し、台湾・香港・シンガポールの3カ国合計4公演のワンマンライブツアーを成功させ、国内にとどまらない人気を実証したばかり。来年3月28日には初の日本武道館ワンマンライブも決定。結成から5年7ケ月という、ガールズバンドとして史上最速記録を樹立する。