入川保則“遺作”映画「ビターコーヒーライフ」の主題歌を担当!

 今年3月に末期の直腸がんで余命半年と公表した俳優・入川保則の遺作として制作された映画「ビターコーヒーライフ」の主題歌に、“中孝介”が歌う「遺書の書き方」が決定した。

 「ビターコーヒーライフ」を主演している入川保則は現在神奈川・厚木市内の病院に入院しており自分の死期を恐れず従容として受け入れ、延命治療や手術などはせず、既に葬儀の手続も行っているという。この入川保則の半生が各媒体で大きく取り上げられており、遺作として制作された映画「ビターコーヒーライフ」も話題になっている。

 映画主題歌の「遺書の書き方」は中孝介が先日リリースしたアルバム「キセキノカケラ」に収録されている楽曲で、中村中が楽曲を提供している。ショッキングな楽曲タイトルではあるが、死を意識することで生きる喜び、そして幸せを願う気持ちがあふれるという楽曲。既に余命を宣告されている入川保則が幸せを感じながら今を生きているという状況と歌詞の内容、そして「ビターコーヒーライフ」の内容がリンクしており、今回主題歌に決まった。

 主題歌に決定したことを受けて、今週頭、中孝介が入川保則が入院している病室へ訪問。楽曲について「初めて聞かせてもらったときに、泣けました」と語った入川保則。そして、「がんの宣告を受けて何か変わりましたか?」との中孝介との問いに、「一日一日を大切に生きようと思ってる。今は、毎日が楽しくてしょうがない。朝、目が覚めた時今日も生きてると感じる。それが嬉しい」と入川保則は元気に答えた。