「ROCK BAND」は、リリース決定前であったにもかかわらず、その楽曲テーマと楽曲が描き出す風景があまりにも一致したため、10代のアマチュア・ミュージシャンのための大規模野外ロック・フェスティバル「閃光ライオット2010」のテーマソングに決定。限られたFM番組でオンエアされたところ、閃光ライオットに注目する10代のリスナーからの問い合わせが殺到。加えて「ROCK IN JAPAN FES. 2010」などの夏フェスでのライブで初めて耳にした2000年代初頭ミクスチャーロック色が濃厚であった時代からのDragon Ashファンからも大絶賛を受け、リリースの要望が殺到。今回のシングルリリースとなった。
楽曲は、Dragon Ashが辿ってきた歴史に基づいたリリックに、山嵐のSATOSHI, GNz-WORDのKO-JI ZERO THREEによるロックバンドに対するまっすぐな想いと強靭な意志が織り込まれた、今を生きるロックバンドのドキュメンタリーでもあり、ロックバンドに対する憧れを成功も挫折もひっくるめて祝福する、ロックバンド・アンセムともいえる感動的な内容となっている。一度でもロックバンドを志した者であれば当然誰もが理解し心を打たれるのは必至。そして、対象は何であれ、憧れを胸に何かを成し遂げようとする人たちの指針となり、応援歌となり得るはずである。
そして、「SPIRIT OF PROGRESS E.P.」にはもう一曲のリード曲「TIME OF YOUR LIFE」も収録。この曲は、歌詞の最後にも記されているように、友人であり、Dragon Ashにとっても、シーンにとっても重要であったバンドの解散に捧げられた、惜別の唄にして、はなむけの唄。分かれ道に立った友の輝かしい未来を祝福。「ROCK BAND」と対をなす曲であり、また「運命共同体」の続編とも言える、Dragon Ash史上重要なKj入魂の一曲。
シングル「SPIRIT OF PROGRESS E.P.」は「ROCK BAND」、「TIME OF YOUR LIFE」という、音楽に対する思いを歌った対をなす2曲のリードトラックに加え、更に新曲2曲を収録して全4曲入りの豪華盤。E.P.の意味はEXTENDED PLAYつまり収録時間の長いシングルの意味で、Dragon Ashとしては、「Amploud」「静かな日々の階段を」を収録した、「Lily's e.p.」以来のE.P.シングルとなる。