「八日目の蝉」は角田光代原作で、ロングセラーとなっている名作の待望のドラマ化。出演は、檀れい、北乃きい、倍賞美津子、坂井真紀、岸谷五朗ほか。火曜夜10時から新しく始まるドラマ。
肝心の主題歌は「童神」のカヴァー。オリジナルは古謝美佐子が発売し、その後夏川りみやKiroro、花*花などがカヴァーしてきた沖縄のスタンダードになりつつある名曲を、奄美のシンガーである城南海が歌う。そして城南海にとっては、デビューを決めたきっかけとなったオーディションで歌った思い入れの強い楽曲でもある。
ドラマの内容は、不実な男との実らない愛の末、男は、女が母となることを否定するかたわら、妻との間には子をもうけていた。絶望の中、女はふとしたことからその子を奪って3年半にわたる逃亡生活を送ることに。母になるとは、女として生きるとは…。そんなストーリーと、天の子守唄と言われる「童神」が相まって大きな感動を生むことだろう。
NHKプロデューサー大加氏は「ドラマ「八日目の蝉」は、他人の赤ちゃんを奪い、その子を深く愛しながら5年近くも逃げ続けた女の物語です。透明でありながらも深く風土に根ざした城南海さんの歌声こそ、このドラマのテーマにつながる、聖性と母性を内包し、「童神」という名曲をカバーするにふさわしいものと思いました。」と抜擢の理由をコメント。
主題歌決定を受けて城南海も「主題歌の『童神』は私がデビューのきっかけになったオーディションで歌った曲なので、今回このお話が来た時はびっくりするのと同時に、とても嬉しかったです。原曲は、天からの授かり物である我が子の成長を願って優しく歌う子守唄ですが、今回はドラマのストーリーに合わせて、主人公の葛藤や複雑な思いも含めた愛情を表現して歌いました。ドラマの世界が広がるよう、お役に立てたら嬉しいです。」とコメントしている。
この主題歌「童神」は、4月14日にシングルとして発売される。