今から約10年前、「I'll be there」で鮮烈なデビューを飾ったTina。しかし自分名義の作品リリースは2005年のベスト・アルバム『Tina Complete Best』以来、約5年の月日が経過していた。この5年間のTinaは、MACKA-CHIN、SUIKENとのMONTIENでの活動や、ザ・ルーツのクエスト・ラヴに誘われて、フィラデルフィアのオープン・マイク・イベント『Black Lilly』に出演したり、元グルーヴ・セオリーのアメール・ラリューとツアーを一緒に廻るなどの活動を展開してきた。
そんなTinaの復活を華々しく飾るニュー・シングル「PRIDE」は、レトロ・ソウルの雰囲気を醸し出しつつ、ジャズやヒップホップ、さらには昭和歌謡のテイストまでもふんだんに取り入れたナンバー。大人の色香と余裕を感じさせるヴォーカルにもゾクゾクしてしまう1曲だ。
また、この3曲入りのニュー・シングル「PRIDE」には、「今の私の等身大の気持ちをそのまま歌詞にしました」という、デビュー10周年アニヴァーサリー・ソング「Time Goes By -l'll be there-」が収録されており、ここではTinaのデビュー曲「I'll be there」をサンプリング、当時のファンには懐かしくも新鮮な仕上がりになっている。
「自分の音楽に対してのこだわりはずっと持ち続けながら、どんどん新しいことにもチャレンジして、どんな曲を歌っても、あの人が歌ったら、たちまちソウルになっちゃう、<JAPANESE LADY SOUL>だね、みたいな(笑)、そういうシンガーでありたいですね」と語るTinaの意気込みは十分だ。
5年振りに再びメジャーシーンに乗り出すTina。復活ライブとして続々とイベント出演が決定している。2月23日にクラブイベントでのゲストライブ出演、4月29日にはアクセサリーブランドGARNIの12周年を記念したライブイベント「SATISFACTION#4」にBACK DROP BOMB、BRAHMAN、LOW IQ 01 & MASTER LOWなどとともに出演する。
◆「PRIDE」single
2010年2月17日発売
ESCL-3315
¥1,223(税込)