北の大地が生んだナチュラルユニット、2010年はこの2人に大注目!

 2010年2月にデビューが決まった北海道出身の2ピースバンド“チュール”が、26日表参道FABで「チュール上京記念音楽発表会」なるお披露目ライブを行った。

 音楽関係者と、レギュラー番組のNACK5「チュル3(チュル・チュル・チュール)」のリスナーを含め会場を埋め尽くしたオーディエンス約200人を前に、デビューシングル「見てみてよ」を含む全7曲を堂々演奏した。

 チュールは、素朴な歌詞と透明感あふれる声が魅力の女性ベース・ヴォーカル酒井由里絵(21)と、その世界観を映像化するかのような繊細なギターサウンドを紡ぎだす重松謙太(22)の2ピースバンドで、今年の4月まで札幌を中心に活動。4月29日に行われた札幌でのラストライブでは300人近い動員を集め、初夏から東京に拠点を移し、活動している。

 牧歌的なおおらかさを残したポップス的なアプローチで、あたりまえのようなことを歌う中に、忘れていた大切な何かを思い出させるような彼女の声の魅力を前面に出し、同性、同世代に共感を持てるような日本語を大切にした「うた」を届けられるようなアーティストを目指している。

 この日、本格的な東京でのライブは初めてだったが、緊張感も漂う中、今流行りの「森ガール」ともいえる酒井由里絵のゆるいトークと、力強いヴォーカルにベースプレイ、そして重松謙太の繊細なギタープレイと、やわらかいオーラで、会場の空気をどんどんチュール色に染めていった。

 デビューシングル「見てみてよ」は、テレビ東京系 JAPAN COUNTDOWN 1月度エンディングテーマに決定している。

◆「見てみてよ」single
2010年2月3日発売
KSCL-1524
¥1,223(税込)