MCUと言えば7月22日リリースしたTHE BOOMのカバーアルバム「BOOMANIA〜THE BOOM SPECIAL BEST COVERS〜」に唯一のHIP HOPアーティストとして参加し、THE BOOMの名曲「berangkat-ブランカー」を斬新にカットアップし、見事にミクスチャーな楽曲へと仕上げ話題となった事が記憶に新しい。
新作「真夏と奇蹟」は、実は当初THE BOOMのカバーアルバム「BOOMANIA〜THE BOOM SPECIAL BEST COVERS〜」の収録候補曲であり、THE BOOMが1993年にリリースした「真夏の奇蹟」のカバー曲として制作されたものだったが、宮沢和史からの助言もありMCUの新たなオリジナル曲「真夏と奇蹟」となって生まれ変わった楽曲。
キーワードを「ラヴ」として、ポップかつリリカルなトラックの色合いが印象的なこの2曲で胸に込み上げる幸福感や切なさをつぶさに確かめながらかけがえのない何かを見つめ、ハニカむような温度でリスナーにメッセージを放っていくそのラップやヴォーカルにMCUの最新モードを実感することができる。
キーワード「ラヴ」について、MCUは「いまの俺自身にもっとも必要で、これまで以上にファンやリスナーに届けなきゃいけないものは“ラヴ”のある音楽だなと思うんですよ。もちろん、これまでの経験や自分の変わることのないパーソナルな部分を活かすことも忘れずにね。ラヴ・ソングをたくさんつくるとかそういうことではなくて、人間が持ってるいちばんデカくて、いちばん近くにあり、いちばん遠くにもある、いちばん必要なもの。それを、音楽をつくっていくなかで探して、みんなに届けていきたいなと思います」と語った。
最新アルバム「SHU・HA・RI 〜STILL LOVE〜」を2009年3月にリリースしてから、来るべき新章へ向けて様々な思いを巡らせていたMCUが2009年、夏、新章の第一歩を踏み出した!