作詞家をはじめ、音楽プロデューサー、ミュージシャン、詩人、などなど【作詞】を行う“言葉の達人”たちが独自の作詞論・作詞術を語るこのコーナー。歌詞愛好家のあなたも、プロの作詞家を目指すあなたも、是非ご堪能あれ! 今回は、DISH//や私立恵比寿中学、Hey!Say!JUMPなど様々なアーティストの作詞、作曲、編曲を手がけている「磯崎健史」さんをゲストにお迎え…!
作詞論

言葉にならない気持ちを言葉にすることかなあ。我儘ですが、明確に自分が言いたいことを言っています。
大前提として、音よりも意味を大事にします。
そしてできるだけ、話し言葉のような平易な言葉で書きたいと思っています。

その上で下記のことを重視しています。

アーティストに合っているか、ユーザーの求めるものに合っているかライブでどう魅せられるか、
お客様が盛り上がるか。

詩と歌詞は違う。言葉の抑揚、音節はメロディと調和しているべきです。
音に乗せて気持ちがいいことはとても大事。
作詞の韻についてはどんどん進化しているので、勉強していきたいです。後は歌いやすさ。
ハイキーで長く伸ばすところなどは「あ」か「お」の母音にしたいです。
[ 磯崎健史さんに伺いました ]
歌 手
DISH//
タイトル
I Can Hear
彼らはいつか、でっかくなると思った。デビュー曲ということで10年20年経った時、この初期衝動を思い出せる言葉を残したかった。今はまだ分からなくても大人になったら感じてくれよ、と思いつつ書いた歌詞です。
「ザ・ベストテン」、バンドブーム等の世代で、ひたすら日本の音楽を聴いて育つ。
2001年ユニバーサルミュージック(当時ポリドール)よりデビューし、
Single3枚、Album、MiniAlbumを1枚ずつ発表する。

2004年より作曲活動に力を注ぐことを決意。
明るくて切ない「風景」が浮かぶようなメロディー、アクロバティックな展開力、
詞も含め「企画的な曲」もこなせる柔軟性、客観性を持ち味としている。
座右の銘「ラッキーが一生続く」