作詞家をはじめ、音楽プロデューサー、ミュージシャン、詩人、などなど【作詞】を行う“言葉の達人”たちが独自の作詞論・作詞術を語るこのコーナー。歌詞愛好家のあなたも、プロの作詞家を目指すあなたも、是非ご堪能あれ! 今回は、シンガーとして活動しながら、音楽プロデューサー、作詞家、作曲家としても国内トップアーティストに支持されている「michico」さんをゲストにお迎え…!



michico
代表作
「arigatou」/安室奈美恵
「Can't sleep, can't eat, I'm sick」/安室奈美恵
「DANCE WITH ME NOW!」/E-girls
「GIRL TALK」/安室奈美恵
「Highschool Love」/E-girls
「I Wish for You」/EXILE
「MAD CYCLONE」/GENERATIONS from EXILE TRIBE
「Right Now」/三浦大知
「Sit! Stay! Wait! Down! 」/安室奈美恵
「Welcome to TOKYO」/三代目J SOUL BROTHERS
作詞論
言葉がまず先にあってから、旋律を沿わせて行く
私は誰もが辛いのを知っているし、生きることの過酷さも思い知って生き抜いているので、そういう日々の中から言葉が生まれ溢れ出て来るだけで、歌詞を書く為に捻り出しの様なことはある時から一切しなくなりました。伝えたいこと、言いたいこと、共有したい言葉がまず先にあってから、旋律を沿わせて行くのが私の制作スタイルです。米ジョージア州アトランタに移住し気付けば20年が経ちましたが、この間、休みなく音楽を作り続けて来られました。それはこの街に住むクリエイター、アーティスト達から多くの刺激やヒントを得て来られたのと、学びがあったお陰であります。

今の私には、作詞と作曲を切り離す発想を持つことがなかなか出来なくなったのも、アトランタ出身のソングライター達の制作現場を目の当たりにしてきて得た影響です。所謂、詞先で作られていて、それまでの私は先にメロディーを作り、後から歌詞をはめる方法をとっていたので、真逆の発想に驚き衝撃を覚えました。

そしてある時に真似をしてみたのです。歌詞を、言葉を先ず紡ぐ。それを自分の中で反芻し、ついには歌い出したくなるというポイントまで噛み締めていれば自然に且つ自由にメロディーも生まれてくるようになりました。 後は、たまに非日常を敢えて楽しみ、小さな幸せを感じる瞬間をもつようにしています。人としてどういう状態であるかで書ける歌詞も変わってくる訳ですから。
[ michicoさんに伺いました ]
私の好きなあのフレーズ
どの作品も思い出深く、1曲に絞り込めません…

アメリカ在住。類稀なるメロディーセンスや独特の言語感覚の歌詞、卓越したボーカルのスキルで、誰にも真似できない存在感を放っているアーティスト。

彼女のボーカルプロデュースはEXILE、三代目J SOUL BROTHERS、E-girls、安室奈美恵、三浦大知、AIなどの国内トップアーティストに支持されている。