Q)26年ぶりのニューアルバムのリリース、そして、5月からは、全ての都道府県を回る大規模なツアーが予定されています…
堀)前回、2009年、28年ぶりのツアーでは、東北には仙台しか行けなかったんですよ。それで「東北に行かないとね」っていう話になって、そのうち「どうせ行くなら全国行こうよ」って話になっていったんです。最初は「全国回れるのかなぁ?」って言ってたんですけど、最後には「どうせなら47都道府県全部行っちゃう?」って話になったんです。

Q)約5カ月間で56本ですから、移動も含めるとほとんど毎日のような感覚ですね…
谷)そうですね、月に11〜12本くらいですからね。マッサージのできるコーラスの方とかいてくれるのが理想ですね(笑)。
堀)今は、「すごい大変だなぁ」って思っててドキドキしています。

Q)それでは、今回、全国ツアーの話が先にあって、26年ぶりにオリジナルアルバムを作ろうという話になったのですか?
堀)そうなんです。前回の全国ツアーの時には、皆さんに協力してもらって「GOING HOME」という曲、1曲だけ作ることができたんですけど、今回は、こんなにたくさん回れるし、だったらアルバムも作ろうってことになったんです。実にありがたいことですよね。

Q)このアルバムを聴いて、すごく感じることは、谷村さん堀内さんも、ソロの時とは歌声が違って聴こえます。アリスの谷村さん、アリスの堀内さんの声で聴こえるのですが、『アリスの歌い方』を、とくに意識されたのでしょうか?
堀)いやぁ〜、なんにも意識はしてないですね〜。
谷)そうそう。ただ、2声でハモったりして歌う時には、極力、バイブレーションみたいなものは合わせるようにはしますけどね。でも、聴いてると、時々、どっちが歌ってるのかわからなくなる時がありますね(笑)。中音域がべーやんと似てきましたからね。

Q)谷村さん、堀内さんは、ソロとしてもずっと活動されていますが、今回、久しぶりにソロとは違い、アリスとして楽曲を作り歌われたわけですが、ソロの時と何か違いはあるのですか?
堀)久しぶりに古巣と言うか、ふるさとに戻るわけじゃないですか。チンペイさん(谷村新司)の詞で、その上に曲を乗せるということは、ずいぶん長いことやってなかったので、「うまくできるのかなぁ〜」って最初思ってましたね。ワクワク感はずっとあったんですけど、同時に「ちゃんと結果が出せるかな…」って心配はありましたね。来る曲、来る曲、それぞれタイプが違うんで…、また「困っちゃったなぁ〜」みたいなね(笑)。

Q)堀内さんは、以前、「大人の歌ネット」でインタビューさせていただいた時に、「メロディのイメージが浮かぶまで、もらった歌詞を箪笥の引き出しに、見えるようにはさんでおく」とおっしゃっていましたが、今回もそうされたのですか?
堀)そうです、その前を通らないといけないという状況を作ってね。

Q)今回、久しぶりに谷村さんの詞に曲をつけるということで、時間がかかったりしたのですか?
堀)とっかかりが出来れば早いんですけど、それが見つからないと長引きますね。その間に、他の仕事もあったりしましたし。早くチンペイさんに聴いてもらいたいという気持もあるんですけどね。結果、アドバイスをもらったりもしましたね。「そこマイナーで出てるけど、メジャーにしたらもっと良くなる」とか、そういう助け舟もありました。

Q)チンペイさんに出来上がった曲を聴かせる時は、やはり反応が気になりますよね…
堀)気になりますね〜。どの曲も半信半疑でしたけど、なんとか「合格〜」って感じでしたね。

 


Q)矢沢さんも何曲か書かれていますが、その場合も、谷村さんの詞が先にあったのですか?
谷)いや、違うんです。この二人は、全然逆なんです。
矢)僕は曲先ですね。だから、どういう詞が付いてくるか、僕はわからないんです。でも、だいたい曲想で、「これでヘンなラブソングは付いてこないだろう」みたいなことは思いますけどね(笑)。

Q)矢沢さんの曲は、どういう形で谷村さんに渡されるのですか?
谷)キンちゃん(矢沢透)の曲は、基本、ガットギター1本で入っているんですよ。

Q)ガットギターを弾きながら「ラララ」とかで歌われているんですか?
谷)そうなんです。
矢)デタラメ英語で歌ってます(笑)。
谷)そう、「ワッ シェッ シェ〜」ってね(笑)。
矢)そうそう。
谷)で、そういうのが来るんですけど、詞を書く方は、まず、それを全部覚えないといけないじゃないですか。それで、その「ワッ シェッ シェ〜」を、どっちの方向に持っていくのか考えるんです。キンちゃんのイメージの中で、ラテンぽくいくのか、ロックっぽくいくのかを想像して、それによって選ぶ言葉が変わりますよね。反対に、僕が聴いて「これは絶対にロックにしたい」って思った曲は、そういう詞を勝手に書いちゃって、キンちゃんに戻すんですよね。そうすると、キンちゃんも「ああ、こうなったんなら、こっちの方向だね」ってなりますね。

Q)そこで、メロやアレンジを修正するのですね…
矢)そうそう、微調整。
谷)だから、僕は、二人の真ん中で詞を書いているんですけど、べーやん(堀内孝雄)の方には、詞を作り上げて渡すっていう作業で、キンちゃんの方は、来たメロディーに詞を付けていくっていう、全く反対の作業になりますね。

Q)谷村さんが、他の人の書いたメロディに詞を乗せるのは珍しいのではないですか?
谷)いや、僕は、どっちでも全然大丈夫ですよ。
矢)自分で作る時は?
谷)同時にできる。
矢)へえ〜。

Q)谷村さんも、以前に「大人の歌ネット」でインタビューさせていただいた時、「詞とメロディを同時に作る」とおっしゃっていましたね…
谷)そうです。その作業を分解しているだけですから。どっちも、それぞれ楽しいですよ。


Q)谷村さんも、矢沢さんに詞を付けて戻す時には、反応が気になったりしますか?
谷)そうですね〜、「この方向性でどうなのかな?」って思いますよね。
矢)言葉だけで見ると「え〜っ!」って思うこともあるんだけど、リズムに乗せると「やっぱり、コレ意外といいな…」とか…。最初は「コレは、ちょっと違うぞ…」とか思うこともあるんだけど、リズムに乗るとすごく良かったりとか、そこは微妙だね。実際に歌ってみないとわからないよね。
谷)そうだね。しかも、ガットギター1本で歌うのと、そこにリズムが入って歌うのとでは、詞が違って聴こえてくるんですよね。そうやって、どんどん変化していきますね。

Q)矢沢さんは、メロディを作られる時、全体のアレンジも一緒に考えられるのですか?
矢)はい。頭の中で、だいたいこういうアレンジにしようって思って書いていますね。

Q)出来上がったものは、だいたい最初のイメージ通りになっているのですか?
矢)はい。だいたい、そうなっています。

Q)谷村さんも堀内さんも、ソロとは区別して特別違う作り方をしているわけではなく、そのまま自然に作られているのですね…
谷)そうですね、今までと同じ『アリスの作り方』を楽しんでいます。たぶん、べーやんも、普段は別の作詞家の方と一緒にやっているでしょ。だから、時々、こういう谷村の詞を渡すと、何かまた違う新鮮さを感じてくれたりするんじゃないですかね。あと、今回のアルバムもそうですけど、バンドをやってる人たちがコピーしたくなるかどうか?ってことが、すごく大事なポイントなんです。



Q)アルバムを聴かせていただいて、まず最初に感じたことは、「これはまぎれもなくアリスの音だ!」ということでした…、70年代のアリスと印象の変わらない音です…
堀)不思議とね、自分のCDとはまるっきり違ってるんですよ。もちろん、アレンジャーが違うってことはあるんだけど、今回「なんだ…、ちゃんとアリスになるんだ…」って思いましたね。これには呆れますね…。
矢)呆れるって…(笑)
堀)なんか、不思議な色あいって言うか、二人がそれぞれアドバイスしてくれたりするでしょ。それがまた、カラーパッケージできるんですね。
矢)それぞれの中にアリスってあって、それで、自然とそこに行くようになっちゃうんだと思うね。
堀)あ〜、…ベクトルがね。
谷)そうそう。

Q)アナログっぽくて、ひとつひとつの音が太く、あたたかい音に仕上がっています。それぞれの楽器の音が、全てはっきり聴こえて、ちょっとライブ録音ぽい感じもしました…
矢)そうそうそう。
谷)かなりアナログぽく出来ていると思いますよ。ドラムの音を聴くと一番よくわかると思います。「アリスのサウンドは、このドラムの音」っていうのがあるんでね。そこに、二人の声がドーンって入って来たら、それはもう「アリスの音」、それ以外の何物でもないって感じになるんです。

Q)スネアもボーカルも、最近の多くのCDと比べてデカイです…、でも、うるさくなくて、むしろ、そのバランスが心地よく、アリスらしさを出しているのかもしれません…
堀)スネアはデカイです(笑)。
矢)そうそう…、上げたから(笑)
堀)すごい存在感があるんだけど、ちゃんと混ざってるんですよね。
谷)それで、歌詞がちゃんと聴こえるしね。聴いて意味がわかるくらい二人の声が聴こえてて、しっかりドラムが鳴っているっていうのが「アリスの音」なんです。

Q)こういうアナログっぽい音、レコード盤のように太くてあたたかい音は、今は録れないと思っていました…
谷)録れるんですよ。
矢)いや、本当は誰でも録れるんだと思うんだけど、ただ、こういうサウンドにしようと思っていないのかもしれない。今は、もっと電気的な加工をいろいろとするでしょ。

Q)そうですね。ひとつひとつの楽器の音が、音があまり加工されていなくて、定位もきれいに分かれていて、はっきりと前に聴こえます。ハダカに近い、勇気のいる音で、生音に近い感じがします…
矢)そうそう…。
堀)思うんだけど、今は、プロデュースする人に、全てパッケージで丸投げすることが多いんじゃないですかね。アレンジャーも含めてそうなんですけど、そうすると、やっぱり、その人の色になっちゃうんですよね。
矢)アレンジャーの色になっちゃうね…。
谷)やっぱり、アリスは、『アリスのアレンジの仕方』があるんで、どの曲をやってもアリスの曲になるんですよ。テンポのある曲でも、べーやんが作ってきたバラードにしても、やっぱり「アリスだよね…」って音にちゃんとなるんですよね。それは、やっぱりすごいですよね。

Q)そうなんです…、ちゃんとアリスになっているんですよね…。結果的にはそうなっていますが、ファンは、26年ぶりのアルバムということで、『アリスらしいもの』を期待していると思います。アルバムを作るにあたって、それは意識されましたか?
堀)うんうん、そりゃそうだ…。いやぁ…、でも…自然にそうなっていきましたよね。

Q)そもそも、そんなことは、あまり考えていなかった?
谷)そうね〜、あんまり意識してない。
堀)全然してないですね〜。
矢)新しいものを作ろうとも思わないし、昔に回帰しようとも思わないし、ただ、今の自分たちをそのまま表現しようとしただけなんですよね。
谷)そうそう、今の自分たちの気持で、「これ、いいね!」って思えるものを作ったんです。
矢)まあ、ドラムの音とかはね、あまり加工しすぎると「これはアリスじゃないね」ってなってしまうから、そういう部分だけだね、意識したのは。
谷)あとは、タムがフィルしている時に、ひとつひとつのツブがポーンと出ていないとアリスにならないのでね。それくらいですね。



Q)今回のアルバムで、全体としてこういうのを目指そうという、コンセプトみたいなものもなかったのですね?
谷)ないです。
堀)はい。結果、こうなりました。
谷)面白いのはね、詞は僕が全部書いているじゃないですか。それで、べーやんが作曲している作品、キンちゃんが作曲している作品があって、その間に、二人が作っていないエリアがあるんですよ。で、そこを僕が作って全体のポジショニングをすると、アルバムがもうひとつのステージそのものになるんですね。そうなるように、詞も、全部物語になるように、1曲1曲はそれぞれ単独で作品なんですけど、全体を通して聴いても、ちゃんと物語になっていることに気付いてもらえるとすごく嬉しいなと思います。

Q)たしかに、コンサートのセットリストのように13曲が構成されています…。「結果、こうなった…」ということは、26年前まで作られていた時と、何も変わっていないのですね…
谷)そうですね。それで、それぞれ3人が進化していますから、よりすごくなっています(笑)。進化してるから、実は以前よりも、もっといろんなことがやれるんだけど、でも、「これがいい」と思って、これをやっているっていうか…。だから…、なんだろう…、許容量の大きいスピーカーを6分目くらいの音量でならすと、すごく『ふくよかな音』がするでしょ。だから、今回もそんな感じですね。「もっと出るよ…、でも、ここが一番いいよね…」って感じでね。

Q)その中でも、以前と変わったことは何かありますか?
堀)やっぱり、26年の距離ですね。自分では気が付いていないだけで、きっとどっかで変わってることもあるんですよね。あと、3人がそれぞれやってきたこと、聴いてきたこと、経験してきたことで、それぞれ、表現が、やっぱり大人になっていますよね。まんざら、63〜64歳になっていないって言うか…(笑)。だから、結果的に、あんまり無理していないっていうか、ラクにできましたね。

Q)結果的に、それが自然な形になって、アリスらしくなった?
堀)そうなんでしょうね〜。

Q)アリスは、これだけの歴史を作ってきたグループですから、『アリスの様式』みたいなものが、3人の中に自然と出来上がっていて、自然とアリスになっていくんでしょうね…
堀)不思議ですね〜。
谷)あるんですね〜。
堀)あと、面白いと思ったのは、それぞれ二人をのぞかせる作品が変わってなかったっていうことですね。これが、変わってたらまたねぇ〜。
矢)そうだよね〜。
堀)でも、本当は、変わってるんですよ。変わってるんだけど、前とは違うんだけど、変わってないように感じるんですよね。

Q)このアルバムを聴いて、26年の歳月を感じないということは、「何も変わっていない」ということではなくて、作る側の3人も、聴く側の私たちも、26年ぶん変わってきているはずなので、それでも「変わっていない」と感じさせるためには、「正しい方向での進化」が必要なはずです…
谷)そうだよね…。でないと、ただ「古い」って感じちゃうもんね。

Q)レコーディングは、スムーズに進んだのですか?
谷)はい、ホントスムーズに。
堀)もう、メシばっか食ってました…(笑)
谷)「もう晩ごはん…?」みたいなね…(笑)
堀)楽しみでね〜。
谷)久しぶりの店屋物シリーズですから(笑)

Q)40日間、3人でスタジオに毎日こもりっきりだったのですか?
谷)いや、べーやんも他にスケジュールがあったりしたんで、二人が入れる時には、二人が中心になって作り、そのローテーションで、僕も2日くらい抜けたことがありましたね。
矢)でも、最初の基本を作る時には、必ず3人一緒でやりましたね。

Q)曲のアレンジはどういう風にされたのですか?
矢)僕たちは譜面を書かないので、譜面にしてくれる人がいて、その人が最初に大まかなアレンジをしてくれるんです。それを1回やってみたりするんだけど、やっぱりアリスじゃなかったりすることが多々あるんです。それで、3人で、よってたかって、「あーだ、こーだ」やっているうちにアリスになっちゃうんです。

Q)3人でスタジオで演奏しながら作り上げていくのですね…。最終的な、いいか悪いかのジャッジも、3人でするのですか?
谷)そうです、3人です。

Q)ちょっと意外だったと言うか…、「Voyager」で、ピコピコ音が入っていたのが新鮮でした…
矢)そうですか?スペイシーな感じと言うか、宇宙のイメージなんですけど、あれは最初から自分の中に自然にあったんです。何も考えてないって言えば何も考えてないんですけど…、つまり、「これはアリスらしくないだろう」ってことも考えてないし、「無理やりアリスらしくしよう」とも思っていないしね。ただ自然とそうなっちゃったんだよね。3人が揃えば、何をやってもアリスになっちゃうんだよね。
谷)たとえば、新しい機械でどんなサウンドを作ってたとしても、二人のボーカルが乗っかってくると、「あれっ、これってアリスの新しい方向?」って思われるし、まして、キンちゃんのドラムが鳴ってれば、もう、それはまぎれもなくアリスなんですよね。

Q)ところで、矢沢さんは、ドラムは、ずっと叩かれていたのですか?
矢)えっと…、3年ぶりですね…(笑)スタジオにこもって自主練習しました…。
谷)初日は、ちょっとキツそうでした…(笑)
矢)だから、「最初はゆっくりな曲からやってくれる?」って…(笑)
谷)自分で作ってきた曲が一番キツかったんだよね、テンポが速くて。
矢)そうです、「Voyager」が一番キツかったです。
谷)自分で作ったんじゃない!

Q)お話をお聞きしていて感じたことは、一貫して、全てにおいて自然でいる、無理をせず、自然体で臨むということが、アリスにとってはすごく大事なことだとわかりました。それが、結果、こういう音になって出来たのですね…
谷)だから、このアルバムは、本当に一人でも多くの人に聴いてほしいと思います。いままでのアリスの中で、ひょっとするとベスト盤かもしれないなぁと思ったりもしますね。


  アリス コンサートツアー 2013 〜 It's a Time〜

5月5日〜10月3日 全国47都道府県 全56公演

  公演スケジュールはコチラ!

アルバムCD 「 ALICE XI 」  

2013年 4月 10 日発売
アリスレーベル

【通常盤】
13曲入CD ALCD-1003 ¥3.200(税込)
【ローソン・HMV 限定盤】
13曲入CD+DVD ALCD-1001〜2 ¥4.200(税込)

<CD収録曲>

01. It's a Time ~時は今~
02. Western Dream
03. READY LADY
04. Boys be
05. バージンロード II
06. リューズ


07. 冷たいレシピ
08. 風に星に君に
09. Voyager
10. スピリット
11. ユズリハ
12. 悲しいほどに晴れた日に
13. Wonderful Day
 


Vo/Gt   谷村 新司(たにむら しんじ) 1948年生まれ、大阪府出身、愛称:チンペイ
Vo/Gt   堀内 孝雄(ほりうち たかお) 1949年生まれ、大阪府出身、愛称:べーやん
Dr/Per/Vo 矢沢 透 (やざわ とおる)  1949年生まれ、神奈川県出身、愛称:キンちゃん

谷村新司、堀内孝雄、矢沢透の3人による、ツインボーカル+ドラムという編成の日本を代表するグループ。1971年、谷村新司と堀内孝雄でアリスを結成。1972年3月、シングル「走っておいで恋人よ」でデビュー。同年5月には、矢沢透が参加し3人のアリスとなる。1975年、「今はもうだれも」のカバーが大ヒットし、以後、「冬の稲妻」「涙の誓い」「遠くで汽笛を聞きながら」「さらば青春の時」「帰らざる日々」「ジョニーの子守唄」「チャンピオン」「秋止符」「狂った果実」など数多くのヒット曲を出し国民的アーティストとなる。1978年には、日本人アーティストとしては初めてとなる日本武道館3日間公演を成功させるが、その後、アリスの活動と並行して行っていた、谷村と堀内のそれぞれのソロ活動が活発化し、1981年5月、アリスの活動の停止を発表。国内ツアー、北京、香港、バンコクの海外ツアー終了後、同年11月に後楽園球場で行われた「アリス・ファイナル」で、一旦、活動を停止する。

1987年、再始動し、アルバム「ALICE X」とシングル「BURAI」を発表。2000年には、神戸で阪神淡路大震災追悼コンサートを行い、第51回NHK紅白歌合戦にも出場。翌2001年には全国ツアーも行う。2005年にも、第56回NHK紅白歌合戦に出場。2008年、谷村のベスト盤「音帰し」にアリスの「明日への讃歌」が収録され、堀内と矢沢もレコーディングに参加したことがきっかけとなり、翌2009年から全国ツアーを36会場で行い、ライブ盤「ALICE GOING HOME 〜TOUR FINAL at BUDOKAN〜」も発売される。2010年には、東京ドームで5時間にもおよぶコンサートを行う。

2013年4月、26年ぶり、11枚目のオリジナルアルバムとなる「ALICE XI(イレブン)」をリリース。同年5月から約5カ月間にわたり、全国47都道府県 、全56公演のコンサートツアー「アリス コンサートツアー 2013 〜 It's a Time〜」を行う。

これまでに、アリスとして、シングル22枚、アルバム26枚(うちオリジナルアルバム11枚)を発表。谷村と堀内は、それぞれソロとしても活躍しており、矢沢は飲食店やギターショップ「RimShot」を経営するなど実業家としても成功している。

谷村新司 オフィシャルサイト
堀内孝雄 オフィシャルサイト
HUKUROH(矢沢透)サイト

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