風紋

はるかな海を渡る 鳥の呼ぶ声に夢を見た
大空どこまでも はばたく記憶懐かしく

悲しみの連鎖を
断ち切るすべもなく
闇へ帰るまでの
たわむれの日々よ

もう一度 もう一度 光を求めて
どこまで夢は続く さめるその日まで知る事はない

流れる川を泳ぐ 魚の群れに夢を見た
無邪気な時の中で 水はいつかただ懐かしく

綾なす生命(いのち)は
道しるべも無く
抱きしめた想い
深く沈めたまま

継がれゆく祈り いつか光を夢見て
どこまで旅は続く 会えるその日まで知る事はない
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