LOOK AROUND

少しずつ何かが 明かされていくような
気配のする朝の日差しを浴びて

長い夜の底で 試された孤独と
見違える様な明日の姿を並べた

歯止めのきかない 僕の中の魔物が
夢を貪っていた

またいつかが今日になり
僕は何を手にしたのかさえ
わからないけれど

またいつかは今日になり
僕は何故かこの手に触れるすべてを
愛しく思える

立ち尽くすばかりの 嵐の入り口に
束の間の静けさを見つけて飛び込む

振り帰らずに来たよ 僕はまだ弱さを
笑い飛ばせる程に強くは無いから

息を止めるように その心が決まれば
迷い振りほどいて

またいつかが今日になり
僕は何を手にしたのかさえ
わからないけれど

またいつかは今日になり
僕は何故かこの手に触れるすべてを
愛しく思える

横たわる儚さに
僕はいつも 腕を掴まれて
見失うけれど

鳴り止まぬ鐘の音が
呼び覚ますのさ
溢れるほどのイメージと希望を巡らせ

またいつかが今日になり
僕は何を手にしたのかさえ
わからないけれど

またいつかは今日になり
僕は何故かこの手に触れるすべてを
愛しく思える
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