うらまち川

誰の涙を 運ぶのか
うらまち川は… 秋の暮れ
あゝ 俺の人生
なぜか詫びたい やつばかり
呑んで… 呑まれる 露地の酒

人にゃ忘れる 術(すべ)がある
哀しみなんて… 捨てちゃいな
あゝ 肩を震わせ
泣いて頷(うなず)く 女(ひと)がいる
夜の… 花でも おさな顔

雪が途切れて 夢明(あか)り
うらまち川に… 冬の月
あゝ 酔いの向こうに
明日(あす)を探して 生きようか
熱い… 涙が あるうちに
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