男の仁義

咲くが花なら 散るのも花よ
どうせこの世は 一度きり
なんの嵐が 吹こうとままよ…
やぶれ屋台の 赤ちょうちんで
酒に聞かせる 男の仁義

(台詞)
未練を言っちゃあ 男がすたりますが
人間 どんなやつの胸にだって
ひとりぐらい 忘れられない いい女が
住んでいるもんでございます

わかれ涙か 遣(や)らずの雨か
やけにしんみり 降りやがる
なにも言うまい 心の内(うち)は…
惚れていりゃこそ この手に抱けず
背中向けたも 男の仁義

昔かたぎと 笑われようが
誠つらぬけ 相棒(きょうだい)よ
夢を捨てたら おわりじゃないか…
野暮な世間に 媚(こび)うるよりも
明日(あす)に賭けたい 男の仁義
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