嘆きの乙女旅

嘆きの乙女旅 翡翠の耳輪もほのゆれて
峠を越えて行くよ 後れ毛 さみし
すすり泣いては 今日も呼んでる 夢見てる
青い空 心の君 いつ逢える

涙で仰ぐ峰 眉より悲しい二日月
峠を越えて行くよ 汽笛も細く
明日はどの町 どんな気持ちで泣くのやら
花の影 心の君 いつ逢える

更け行く旅の夜 さすらい儚い若き身に
峠を越えて行くよ 私は一人
泣くな泣くなと 遠く聞こえるやさし声
なつかしや 心の君 いつ逢える
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