紅花月夜

暮れりゃ波間に 小さく赤く
ゆれるジャンクの 灯りが恋し
ふる郷の 遠い空
ひとり偲んで 胡弓を弾けば
夢やさし 君いとし
ああ チャイナ埠頭(バンド)の紅の月

青い翡翠か 珊瑚の花か
波に砕ける ネオンの影よ
想い出の なつかしく
夜の流れに 胡弓を弾けば
夢が呼ぶ 君が呼ぶ
ああ チャイナ埠頭(バンド)の紅の月

ガーデン・ブリッジに ささやく星よ
思いやる瀬ぬ 汽笛がむせぶ
いつの日に 逢えるやら
涙うかべて 胡弓を弾けば
夢悲し 君悲し
ああ チャイナ埠頭(バンド)の紅の月
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