紅一輪

交わす目と目の ひと目惚れ
恋の運命(さだめ)を 信じたい
惚れた男の 懐(ふところ)で
咲いて女は 女です
向い風 吹こうとも おんな一輪
あなたのそばで 咲かせたい

足手まといに なるのなら
きっとこの身を 引く覚悟
惚れた男の 見る夢に
燃えて女は 女です
咲く時も 散る時も おんな一輪
あなたにあげて 悔いはない

嘘のつけない 人だから
いつも苦労を 背負(せお)い込む
惚れた男の ためならば
耐えて女は 女です
口紅を 引き直し おんな一輪
笑顔でいつも 支えたい
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