delayte

ガラスのように
砕け散りばめられた
痛みが部屋中を
反射している

変わらず浮かびあがる
月の満ち欠け
いくつの夜を越えて
癒せるのだろう

そびえる記憶の壁が
あなたの仕草呼び戻す

導く幻
窓を染めるあなたの影に
いつまでも触れていたい
眠りも忘れて
この瞳が枯れようとまだ
あなたを感じている

音の無い風が湿り
遠のく意識
逆さまの世界で
暗闇に飲まれた

揺らめく その微笑みも

自由を失う指で
あなたの仕草呼び戻す

導く幻
窓を染めるあなたの影に
いつまでも触れていたい
眠りも忘れて
この瞳が枯れようとまだ
あなたを感じている

いつか消え失せて
いくだろうか…
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