真っ白な未来

少し暖かな風が吹いて 新しいカーテンを揺らした
眠り足りないまま 僕を運ぶ満員電車
慣れていく様に流れていく 日々は足早に

こんなに多くの人込みの中にいても
何故だろう 独りを感じて いつも君に逢いたくなるんだ

描いて 描いて 描いていた夢を 相変わらず 今も見ているよ
「頑張って」そう言って 見送ってくれた日の
大きく手を振る君の姿を 何度も思い返しながら 僕は夢を追っている

真夜中 人気のないコインランドリー ただぼんやり携帯眺めて
ため息一つ 君は起きているかな

そっちは連日雨が続くようだね
ニュースの天気予報は君の街を一番に見るんだ

強がって 強がって 寂しさ閉じ込めた
気付かない振りして 平気な顔をして
いつだって「大丈夫」そう言って笑ったら 君が安心すると思っていた
今 このつよがりも夜に溶けて 君の街に降るだろう

あの頃見ていた 真っ白な未来 なんの曇りも汚れも無くて
今はその真っ白な未来が不安で

描いて 描いて 描いていた夢を見せたいんだ 誰よりも君に
「頑張って」そう言って 見送ってくれた日の 大きく手を振る君の姿が
どんな時も負けない様にと 支えてくれているから 僕は描き続けるよ
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