Born Again

「今日」は「昨日」っていう神が遺した残飯処理で終わり
無意味さのキグルミを着たまま ガム 噛む
使い古したこの憂欝が 8ビートの讃美歌奏で

燃えない情熱 叫んだ

朝は不機嫌に昼は焦燥夜は嫌悪にあげる
無意味さのキグルミを着たまま 寝て起きる
使い方忘れた自分の 故障中の再生ボタンを

今 迷惑そうに朝日が顔を出す 大切そうに箱庭照らした

眩しさに戸惑って交差路に立ち尽くし 少し目を閉じる
まだ不機嫌なままの言葉が 僕の中で祈りに変わってゆく
胸を透くようなフレーズが 僕の中でこっそり顔を出した

「今日は昨日の後日談」そんな台本じゃもう喜劇も悲劇
無意味さのキグルミを脱ぐのさ このリズムの中
使いやすい言い訳剥がして 新しい再生ボタンを

キグルミを脱いで木漏れ日に顔を上げ 大切そうにガラクタ拾った

眩しさを真に受けてはにかんだ唇が 確信した希望
胸を透くようなフレーズが 僕を超えてゆっくり満たしていく

そして広がる日々の彼方で やけに懐かしく 空が晴れていく

眩しさに戸惑って交差路に立ち尽くし 少し目を閉じる
まだ不機嫌なままの言葉が 僕の中で祈りに変わってゆく
胸を透くようなフレーズが 届くように僕は唄いだした
僕は唄いだした
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