一粒大の涙はきっと

大人になって しばらく経てば 上手に気持ちを 表せなくなる
傷ついたり 泣きたい時は 悲しさ堪える 必要はないさ

どんなに強がりを見せても 涙は溢れる
その時は空を 見上げて ほら

一粒大の涙はきっと 空へ昇り 君を見守って
晴れた空は 優しくそっと 立ち上がる君に 微笑むんだ
雨上がりは虹を造って 枯れた大地には ほら花が咲くよ
その景色が やがて 笑顔に変わるんだ

誇らしげに 咲く花のように 僕らは真っ直ぐ 立てているだろうか
その花びらが 舞い散らぬように ゆっくり少しずつ 水をあげていく

答えも見えずに歩いている 皆同じだよ
つまずく事なんて よくあるだろう

真っ白な紙切れの中には ひたむきな自分が居るとして
それをいつも 誉めて貶して 少しずつ色を足していくんだ
その紙はどんな消しゴムも 元通り白くは戻せないけど
その滲んだ色は 他には出せない

この先 降り止まない雨が打ち付けても
君は傘も持っているし 濡れるのもいいだろう

一粒大の涙はきっと 空へ昇り 君を見守って
雨の日には 優しくそっと 枯れそうな君を 潤すんだ
雨上がりは虹を造って 枯れた大地には ほら花が咲くよ
その景色が やがて 笑顔に変わるんだ
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