金魚と泡粒

蒼く穏やかな水に
ゆらゆらと迷いながら
あなたを探してる

心の深く 沈む日々
そっと振れ 溶けてった
水面の向こう 映る背に
永遠を願ったの

小さなガラスに歪む世界を
ゆらり ゆらり 漂うの
溢れる涙は 記憶の中へ
ふわり ふわり 落ちた

逢えない夜に浮かぶ月
きっとまだ 間に合うよ
ふたりの向こう 想い出に
永遠を祈ったの

小さなガラスに歪む世界で
泳いでも 泳いでも 届かないの?
わたしの心は 泡粒だけを
ふわり ふわり 集めてた

蒼く穏やかな水に
キラキラと揺れる泡粒
儚く消えてゆくの…

小さなガラスに映る世界は
赤くすべてを染めるほど
あなたの心は 泡粒のように
ふわり ふわり 消えた

あなたを探して
ふわりと…ふわりと…
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