幸せのイメージ

「君に会いたいな」って思って
くたびれたスーツのままで再び眠る街へと飛び出した
「君に会いたいな」って思って
ひと月も前に準備したプレゼントをポケットに忍ばせて

長い線路沿いの坂道 息切らしペダルを漕いだ
なびくネクタイ 僕の鼓動にリンクして

君を描いては何遍も迷い決めかねたプレゼント
「この想いも箱に詰めて届くかな」なんて思っては
ありふれたただの一日は君が現れたあの日から
僕等だけが笑い合える特別な日になったんだよ
こんな気持ち ありがとう

「君に会いたいな」って思って
汗かき漕ぐ自転車は数メートル先を行く鼓動を追う
「今すぐ君に会いたいな」って思って
君が誕生日を迎えるその瞬間目指してペダルを漕ぐ

緩いカーブのその向こうに見えた君の部屋の灯り
手探りな未来を照らす様に眩しくて

君を描いては何遍も迷い決めかねたプレゼント
「この想いも箱に詰めて届くかな」なんて思っては
2度とは無い特別な日に僕の前でそれを着けては
不安そうに少し照れる君をイメージしてるんだ
きっととても似合うだろうな

星が今夜も生まれ続ける様に
僕の中にまた一つかけがえの無い想いが生まれたよ

「おめでとう」ただ誰よりも先に君に伝えたくって
その為ならどんな事も喜びを伴うんだよ
「君に会いたいよ」誰よりも強く望んでた未来に
触れる為にバカな事も自然に出来てしまうんだな
会うたびに僕は何遍も素敵になる君に恋した
そんな君が笑う姿いつまでも観ていたいんだよ
小さいけどダイヤの付いたピンクゴールドのピアスを握りしめて
少し照れて「なんで自転車なの?」って笑う君が
僕の前に

「君に会いたいな」って思った
「笑顔の君に会いたいな」って思った
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