博多川

中洲(なかす)のねおんに 咲く花は
朝を待たずに 散る宿命(さだめ)
うすい倖せ 博多川
それでも誰かに また縋(すが)り
恋をするのも 女ゆえ

人形小路(しょうじ)の あのひとは
妻も子もある ひとだった
涙ながした 博多川
世間の噂に 指さされ
耐えてゆくのも 愛のため

明日(あした)は逢わせて いい男(ひと)に
寿橋(はし)のたもとで 手を合わす
夜風身にしむ 博多川
傷つき転んで また起きて
夢をみるのも 女ゆえ
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