パレード

真っ白だったロングスリーブTシャツ
もう黄ばんでしまった 食べこぼし
ひとつトンネルをくぐれば
海を見ながら暮らす街に逢える 逢える

想い描いてみないか
怒りに身をまかせる前に
窮屈な部屋を抜け出して
もっと広い世界に旅立とう

心の中のもっと奥にある
扉を開いて 開いて

夢の中で眠れ友よ 信じ合えない時がいくつか訪れても
無限に広がる荒野をさまよう僕らに 舞い降りたのは夕暮れ
海を眺めてた 海を眺めてた

街は音楽のないパレード
人は俯いたまま歩くけど
君を見つけ出すよきっと
何千年もかかるだろうけれど

見つけ出すよ この胸に手をあてて
見つけ出すよ 君を

口笛まで枯れる程の 冷たい風が吹く十二月だけれど
春になれば夏がくれば あの空から光が降り注ぐだろう

夢の中で眠れ友よ 信じ合えない時がいくつか訪れても
無限に広がる荒野をさまよう僕らに 舞い降りたのは夕暮れ
海を眺めてた 海を眺めてた

どうしようもないとき思い出してほしいんだ
歌がひとつあるんだよ 君に作った 君に作った
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