波待ち

曇り空背負い 潮騒通り抜けて佇む
抜け駆けしたビーチ 灼けた肌もいつか幻
辿り着いたテラスから もう波間立つ姿消え見えないわ

二人で重ねた足跡は もう水面に溶けた
置き去りのboardも 墨で染まった砂が飲み込む

消えかけの日々は 音無くした映画みたいね
繰り返しても It's too late 割り切れない気持ち投げ捨て
来るはずないラウンジでは またカクテルのエメラルド 波を待つ

あなたが塞いだ口唇は もう潤い絶やす
暗い星空も 今日は何だか眩し過ぎるの

潮風がサビ塗る岸辺に
二度と 打ち寄せる面影のかけらはない…

足跡はもう 水面に溶けた
口唇はもう 潤い絶やす
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