さよならなんて

「好きな人ができたから もう会えない」 なんて君は
いつもの改札で なんでもないように言うんだ

当たり前だった君が そのひと言で突然
特別な存在に 変わった瞬間さ

なんにも言えないまま
プラットホームで 列車が呼んでる

さよならなんてさ まだ何も始まってなんかないのに
見慣れた夕陽さえ もう戻ってこない そんな気がした
さよならはいつも 「また明日」だったのに

まさか引き止めるなんて そんなのカッコ悪いから
君の幸せを喜ぶフリをしたんだ

遠くに行けばいくほど 近くに感じる 君を

さよならなんてさ まだ何も始まってなんかないのに
見慣れた夕陽さえ もう戻ってこない そんな気がした
さよならはいつも 「また明日」だったのに

本当の自分見つけて 忘れられない大きな 季節が終わってく

発車のベルが鳴り 君は人混みの中へと消えた
僕ならいつものように 素っ気ない態度で 手を振ったけど

さよならなんてさ まだ何も始まってなんかないのに
見慣れた夕陽さえ もう戻ってこない そんな気がした
さよならはいつも 「また明日」だったのに
さよならなんて さよならなんてさ
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