伝えたい

二人はひとつになった長い陰をつくり
気が付けばあたりまえのように寄り添っていた

深いソファーに腰かけるように もたれかかって
私はあなたのものになった だけど

会いたい時に 会いたいと言うことさえできなくて
いつも言葉の歯止めをかけてきたけど
こわいくらい おさまらない気持ち伝えたい

控え目な太陽だけ見上げながら あなたへ送る言葉探しつづけた
もたれかけた肩から ふるえるすべてが伝わればいいのに
「大好きだよ」と

明日になっても春になっても そして変わらず
大きな手の平で包まれてるはず だけど

泣かないように笑い急いだりして 隠してる
そうよ知らない 知らない私がいるの
こわいくらい おさまらない気持ち伝えたい

帽子のかげに隠れて瞳閉じた それでも送る言葉探し続けた
風に紛れた あなたのつぶやきが「そんなことわかってる」と
そう聞こえた

控え目な太陽だけ見上げながら あなたへ送る言葉探しつづけた
もたれかけた肩から ふるえるすべてが伝わればいいのに
「大好きだよ」と
帽子のかげに隠れて瞳閉じた それでも送る言葉探し続けた
風に紛れた あなたのつぶやきが「そんなことわかってる」と
そう聞こえた
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