隣人に光が差すとき

あなたの斜め後ろの角を辿り
友達としゃべる
見ないように…。

ただ憧れて
光の差すあなたを
奪い去りたいとさえ思っていた。

息も吐けず眺めるだけで
アタシジャタリナイ
その場所に似合わないから

やわすぎた私は 人混みの中埋もれ
光の差すあなたを見てた
輝けるあなたの 斜め後ろを辿り
こぼれる光に手をのばす

あなたの歌を聴かないように
耳をふさげば良かった
見ないように…。

息も吐けず眺めるだけで
涙が落ちる 目が離せなくなって
はああ

立ちつくす私は 流れる人に押され
倒れるように膝をついた
誰独り埋もれた 私のこと気付かず
光の差すあなたを見てた

ア ナタニ ナリタイコ レ ジャタリナイ

やわすぎた私は 人混みの中埋もれ
光の差すあなたを見てた
輝けるあなたの 斜め後ろを辿り
追いかけて走る
掴めるように
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