彗星

忘れられずに佇む 眠らない悲しい音色
小さな雲が通りすぎて 会話が全て遠ざかる
始まりも終わりもない 繰り返される日常
よじれた窓に映ってた 挑むように見える君の姿

もう破けそうなほどの淋しさに
君は耐えているんだ 気づかないまま

信じすぎてた質問 解らない正しい返事
誰かの真似をしようとして 喧騒すらも受け入れる
見失いそうな時を たちきれそうな時を
掴まえようとひたむきに 目を凝らしている君の姿

もう破けそうなほどの淋しさに
君は耐えているんだ 悩みの中

風が吹いた 恐れ 怯え 辛さを
知り尽くした 偽りのない広い空で
奪われてた 「今」 その 行方を
たぐりよせ 差し延べられた手を掴むのさ
雲が泣いた 君の その 辛さを
知り尽くした 閉じ込められた夜の中で
彗星が やがて 流れ 手を伸ばした
そして 今 隔てるものはなくなる

手を掴んだ 手を掴んだ
探していた 手を掴んだ
手を掴んだ 君は手を掴んだ
探していた 手を掴んだ