magic

この街が見せるのは 規則的な心の陰り
白黒ににぎわう人が 回り灯籠の中を走る
僕たちは君が使う 奇怪な魔法も認めてるよ
幼い頃に決めた つたない約束

響き渡れ夏の空 叫ぶんだ「It's a magic」と
夕焼けにとけたカモメが 分かったような顔をした

難しいことだけど 僕たちはもう不安じゃないよ
ただ広がる街の模様を眺めながら楽しくやろう
いつからかこの世界に 君は一人 迷い込んだ
二度とは戻れないと 僕たちは知ってる

昨日を乗せた小船が 渦にのまれて消えた
一列に並びなおして いつまでも 手を振った

そうだみんな小指を出せ
百年後も離れないように きつくきつく結ぶんだ
どこまでも一緒さ

これから何があっても 何一つ変わらないよ
暖かい風に吹かれる 僕たちがいるだけ

響き渡れ夏の空 叫ぶんだ「It's a magic」と
夕焼けにとけたカモメが 分かったような顔をした
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