In Salah −赤い砂−

一瞬 時が止った気がした
唇 温かい感触
吐息が 頬にふれて動けない
アリアのような砂の調べ

やるせないよ 悲しみが押し寄せてくる
あなたにはちゃんと 恋人がいるのに

Ah まっすぐな瞳で
私を見れるの 少しは意識してほしい
Ah 思われてないのね
どうか抱きしめて ひとり歩く赤い砂

果てしないサハラをひとりさまよう
私を誰も知らないでしょう
キャラバンが夕日の中 すいこまれ
遠くにセスナの音がする

本音いうと 今にも泣きだしてしまう
心が弱って バランスが取れない

Ah その澄んだ瞳で
私の真実 そらさずにずっと映して
Ah ふりなんてしないで
気まぐれなキスのせいで 私止らない

Ah どうして まっすぐな瞳で
私を見れるの 少しは意識してほしい
Ah 思われてないのね
どうか抱きしめて ひとり歩く赤い砂
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