ピーちゃん

電線眺めて お前を探せば
彷徨い歩いて 振り出しのアパート
屋上のぼると 日曜お昼時
どこかで喉自慢 鐘の音 一つ
ピーピーピー 俺のピーちゃん
ヒマワリ色の羽 お前がいなくても
月曜日は会社へ行く
誰も気づかない この俺のナイーブに
笑顔で挨拶 できるかな できるさ

ピーピーピー 俺のピーちゃん
バナナ色のクチバシ
お前の大好きな ショパンの曲 かけておくよ
頭を離れない 四六時中 お前が
温もり つまった 空っぽの鳥かご
ありふれた暮らしには 大事なものがある
人にはわからない それぞれの宝物
諦めかけてた よく晴れた晩です
よいよい帰り道 月夜にピーちゃん
ピーピー ピーちゃん ピーちゃん
フォーエバー ピーピー ピーちゃん
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