ワインカラーのせつなさ

上手な嘘をついて どうか今は
泣きたくなるくらい 壊れかけの恋

はぐれそうな瞳はあなたを見ているけど
わざとそらす横顔があわててる

街はワイン色 移り気な風が吹き
並べた肩も 離れてくだけ

背中越しに疾る切なさ
あなたに…あなたに…追いつけない

気楽に落ちた恋じゃなかったから
悲しみ刺さるほど 痛み出した胸

約束なしにくれた細い指輪を抜けば
不意に涙 とめどなく あふれてくる

夢もワイン色 さわがしい人波に
あなたを連れて消えてゆくだけ

背中越しに映る明日に
独りじゃ…独りじゃ…駆け出せない

背中越しに疾る切なさ
あなたに…あなたに…追いつけない

背中越しに映る明日に
独りじゃ…独りじゃ…駆け出せない
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