しみるねー

流されて辿(たど)りつく 旅路の酒場…
雨に打たれる 浮草も
人の情けで 季節はめぐる
逃げちゃ負けよと 励ますおんな
しみるねー しみるねー
男ごころにしみるねー

住み慣れたあの街の 灯りも消えた…
夢に迷子の はぐれ鳥
だれを恨むじゃ ないんだけれど
後ろ振りむきゃ つめたい風が
しみるねー しみるねー
骨の髄までしみるねー

生きてゆく喜びを 教えてくれた…
独りぼっちの この俺に
愚痴もなげきも 過去から捨てて
ぐっと飲みほす つめたい酒が
しみるねー しみるねー
五臓六腑にしみるねー
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