粉雪

銀色の街を歩く 足元に恋を探すように
見知らぬ天使と僕は不意に ぶつかってお互いに笑った

街の灯りが色を点していく様に
僕の心に光が射して 始まりの音を聞いた

粉雪が僕らを巻き戻して
出会った頃の気持ちを胸に甦らせてくれる
忘れない あの時感じた事
空に願うよ いつでも君が側にいてくれますように

何気ない振りをして 君をあの街へと連れ出した
寄り添って歩く今を 何より大切に思うよ

あの時僕ら出会っていなければ
この冬の寒さを理由に身体寄せ合う事も無かった

粉雪が僕らにくれたものは
偶然の様な顔をしていた 二人が出会う運命
僕達が出会った時を知っている
雪に願おう いつでも僕ら幸せでいられるように

粉雪が僕らを巻き戻して
出会った頃の気持ちを胸に甦らせてくれる
手を繋ぎ どこまでも歩いて行こう
永久に誓うよ どんなに強い北風が吹いてきても
僕が君を守るから
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